薄毛に悩むのは男性だけではない!?

女性の薄毛「FAGA」の真相と正しいアプローチ

はい、どうもこんにちは! アルテラクリニックの宮本東和です。

今日はですね、お顔や体のお悩みとも深く関係してくる「薄毛」についてお話ししていこうと思います。

単刀直入に言って、薄毛って本当に嫌ですよね。髪の毛のボリュームが減ってしまうと、どうしても周囲から不潔に見られてしまったり、実年齢よりも老けて見られてしまったりすることがあります。髪は見た目の印象を大きく左右する、とても大切なパーツだからこそ、悩まれている方も非常に多いのが現状です。

今までは「薄毛」といえば男性特有の悩み、というイメージが強かったかもしれません。しかし、最近では男性だけでなく、実は女性でも薄毛に悩む人が急増しているのです。

男性の場合は、昔から大手の薄毛治療の会社がたくさんありましたし、テレビCMなどでもよく目にする機会が多いですよね。そのため、「だいたいどういう治療があるのか」が一般的に広く知られるようになっているかと思います。

その一方で、「女性の薄毛治療」に関しては、世の中にまだまだ浸透していないのが現実です。「どこに相談すればいいのか分からない」「女性も治療できるの?」と一人で抱え込んでいる方も少なくありません。

そこで今回は、いったい女性の薄毛治療にはどういうものがあるのか、その原因と対策の問いについて、詳しくお答えしていきたいと思います。

1.薄毛を引き起こす主な原因とは?

まず、薄毛になってしまう主な原因から見ていきましょう。 男女を問わず、髪の毛が薄くなる背景には以下のような複数の要素が絡み合っています。

  • 遺伝的要因
  • 男性ホルモンの影響
  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ(生活習慣)
  • 過度なストレス

このうち「遺伝的要因」に関しては、生まれ持った体質でもあるため、どうしても自分自身の努力だけで避けることは難しい部分です。しかし、それ以外の原因、つまり睡眠や食生活、ストレスなどに関しては、日々の意識や環境を整えることで、十分に改善の余地があると考えられます。

2.男性は「AGA」、では女性の薄毛は?

薄毛の呼び方についても、男女で明確な違いがあります。

男性に特徴的な禿瘡(ハゲ)は、「AGA(男性型脱毛症)」と呼ばれています。こちらはSNSやテレビCM、各種メディアなどでも頻繁に取り上げられているため、多くの方がよく耳にしたり、目にしたりする単語かと思います。

その一方で、女性の禿瘡(ハゲ)のことは、「FAGA(女性男性型脱毛症)」と呼びます。

こちらに関しては、まだまだ聞き慣れないという方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にこのFAGAで悩まれている女性の患者様は、男性と同じくらい、あるいはそれ以上に多いのではないかと僕は感じています。

3.FAGA治療のファーストステップとガイドラインの基準

では、FAGAの治療はどのように進めていくべきなのでしょうか。

まず治療の第一歩としては、先ほど原因として挙げた「生活習慣の改善」「ストレスを溜めないこと」が何よりも大切になってきます。髪の毛は身体の健康状態を映す鏡でもあるため、まずは土台を整えることが基本です。

その上で、生活習慣を見直してもなかなか改善が認められないという場合には、いよいよ「お薬による治療(内服薬や外用薬)」を検討していくことになります。

ここで、医学的な基準となる「日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」を参考にしてみましょう。専門的な医療の世界では、このガイドラインに沿って治療を推奨することが基本となります。

ガイドラインにおいて、男性のAGA治療薬としては「フィナステリド」や「デュタステリド」といった内服薬が非常に高く推奨されています。しかしその一方で、女性のFAGAに対しては、これらの内服薬は推奨されていません。ここが男性の治療と大きく異なる、注意しなければならないポイントです。

では、男女ともに共通して推奨されている薬剤は何かというと、それが「ミノキシジル」の外用薬(塗り薬)です。

4.ミノキシジル外用薬の濃度と、最新の報告について

ただし、このミノキシジル外用薬に関しても、男女で推奨される「濃度」が大きく異なっています。

  • 男性(AGA):5%ミノキシジル外用薬が推奨
  • 女性(FAGA):1%ミノキシジル外用薬が推奨

このように、女性の場合は1%という低い濃度からスタートすることが推奨されているのです。

また最近では、FAGAに対して「2.5%のミノキシジル外用薬が効果的である」というような報告や噂も一部で上がっているのを目にします。ですが、これらはまだ日本皮膚科学会の公式なガイドライン等で明確に報告されているわけではないため、実際のところの効果や安全性については、現時点では不透明と言わざるを得ません。

このように、女性の薄毛(FAGA)は「ミノキシジル外用薬」くらいしか今のところ確実な効果が認められている選択肢がありません。そのため、日本では正しい治療法があまり知られておらず、治らないものだと諦めてしまっている方も一定数いらっしゃるのではないかと思います。

今後、男性の治療と同じように、女性でも安心して使える効果的な内服薬などが出てくれば、それこそがFAGA治療の「光の道筋」とも言えますし、もっとこの言葉や治療法が世の中に知られ、一般的な治療になっていくのではないかと願っております。

5.当院の薄毛治療に対するスタンス

ここで一つお伝えしておきたいのですが、現在、当院(アルテラクリニック)では、薄毛治療薬の直接的な処方や、発毛治療そのものは行っておりません。

ですが、形成外科専門医としての知識、そして医学的な正しい知識に関してはしっかりと持ち合わせております。

僕たちのクリニックは、お顔や体のお悩みを解消する場所です。しかし、美しさや自信というのは、パーツの形だけでなく、髪の毛も含めたトータルバランスで成り立つものだと考えています。

当院で直接治療を行うことができない分野であっても、コンプレックスを抱えていらっしゃる患者様に対して、おすすめの専門医療機関をご紹介したり、医学的エビデンスに基づいた適切な改善策やアドバイスをお答えしたりすることは十分に可能です。

お顔や体のコンプレックスだけでなく、髪の毛も含めて「どこに相談したらいいか分からない」という様々なお悩みをお持ちでしたら、ぜひお気軽に当院へお問い合わせください。

皆様の不安を少しでも解消できるよう、親身になってカウンセリングをさせていただきます。ご予約を心よりお待ちしております。

この記事を書いた人

アルテラクリニック

院長 宮本東和

昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。大手美容外科院長5年を経て、現在はアルテラクリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。

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