韓国と日本だとどっちで整形を受けるのがいいの???
安いだけ韓国
はい、どうもこんにちは! アルテナクリニックの宮本東和です。
今日はですね、SNSなどでも本当によく見かけるトピックであり、カウンセリングでも患者様から頻繁に質問をいただくテーマについてお話ししていきたいと思います。
タイトルにも書いているように、「韓国と日本、いったいどっちで整形を受けるべきなのか?」という、この問題について僕なりの意見を詳しくお話ししていきます。
今や「美容大国」として知られる韓国へ渡って手術を受ける、いわゆる“渡韓整形”が身近な選択肢の一つになっていますよね。日本よりも価格が安かったり、症例がたくさん発信されていたりして、魅力を感じている方も非常に多いのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、受ける施術のメニューや、皆様が「何を最優先にするか」によって、どちらを選ぶべきかは大きく変わってきます。
今回は、肌治療のようなマシンの施術から、ヒアルロン酸注入、さらにはメスを入れる切開手術にいたるまで、それぞれの分野における違いやリスクについて、医師の視点から包み隠さず本音で解説していきます。
肌治療とヒアルロン酸注入における日本と韓国の違い
まずは、レーザーやピーリング、ハイフといった「肌治療」についてです。
これに関しては、僕は正直なところ、「日本でも韓国でも、あるいはほかの国であっても、どこで受けてもいい」と考えています。 なぜなら、肌治療で使用する機械(マシン)や薬剤が全く同じなのであれば、国による効果の差はほとんど生まれないからです。スペックが同じであれば、どこで受けても得られる結果に大きな違いはありません。
ただし、同じ注入治療であっても「ヒアルロン酸注入」だけは完全に例外です。
ヒアルロン酸注入は、使用する製剤のクオリティはもちろんのこと、それ以上に「施術をするドクターの腕」が格段に大事になってくる治療だからです。
まさに「たかがヒアルロン酸、されどヒアルロン酸」という考え方がぴったりで、注入する量や深さ、そして何よりお顔全体のバランスを見極めるデザインセンスによって、仕上がりが180度変わってしまいます。
失敗しない道を選ぶためには、単に「安いから」と飛びつくのではなく、
- ドクターの経験
- デザインのセンス
- これまでの症例写真 などをしっかりと吟味し、本当に信頼できる先生を見極める必要があります。そのため、言葉や文化の違う海外で、相性の良い先生をパッと探すのはなかなかハードルが高いのではないかと僕は思います。
韓国の美容医療における価格競争と「アップセール」の闇
では、肌治療以外の整形、いわゆるメスを伴う切開手術や、それに準ずる本格的な手術を伴う整形に関してはどうでしょうか。これらに関しては、より一層、慎重に吟味された方が良いと考えています。
確かに、韓国の整形費用は日本に比べて「安い」という大きなメリットがあります。 韓国は日本以上に美容外科が街中にありふれており、クリニック同士の顧客獲得に向けた価格競争が凄まじいことになっています。そのため、どこの美容外科さんも必死になって価格を下げまくっているのが実情です。
しかし、その激しい価格競争の裏で、「悪質なアップセール」なども頻繁に行われているという話をよく耳にします。
ネットで見た「激安価格」に惹かれて現地に行ってみたものの、カウンセリングで次々と別の施術を上乗せされたり、高い製剤を勧められたりして、最終的には日本で受けるのと変わらない、あるいはそれ以上の高額な見積もりを出されてしまう……というケースも少なくありません。
ここで、僕から皆様に単純な質問なのですが、「安いだけの整形って、怖くないですか?」ということです。
お顔は、ご自身にとって一生付き合っていく本当に大切なものです。わざわざ自分の顔の価値を下げるような、リスクの高い選択をする必要は全くないのかなと僕は思っています。
多少値段が高かったとしても、自分にしっかりとした安心感を与えてくれたり、何かあった時に手厚いフォローをしてくれたりするクリニックの方が、長い目で見た時に絶対に後悔がありません。
「アフターフォロー」と「ニュアンスの伝達」という大きな壁
海外で手術を受ける上で、最も深刻に考えなければならないのが「アフターフォロー」の問題です。
手術というのは、やって終わり(やりっぱなし)では決してありません。術後の経過で不安なことが出てきたり、万が一トラブルが起きたりした際に、しっかりと面倒を見てもらえるかどうかが非常に重要です。 韓国での整形は、どうしても距離や滞在期間の制約があるため、そういった術後のアフターフォローがほぼゼロに等しい状態になってしまうのが大きなデメリットです。
さらに、もう一つ決定的なデメリットとなるのが「言葉の壁によるコミュニケーションエラー」です。
整形というのは、「ニュアンス」がめちゃくちゃ大事だと僕は思っています。 「ここを、こうしてほしい」「こういう雰囲気に仕上げたい」という、非常に細かく絶妙な要望を、医師に100%伝え切れるかどうかが成功の鍵を握ります。
韓国で受ける場合、多くは通訳の方を介して自分の思いや考え方を伝えることになりますよね。しかし、どんなに優秀な通訳さんであっても、医療の細かなニュアンスや、あなたの頭の中にある理想のイメージを寸分の狂いもなく医師に伝達するというのは、本当に難しいことです。
結果として、間違った方向に伝わってしまい、自分の意図とは全く違う仕上がりになってしまうリスクがあります。
自分の大切なお顔を人に預けて手術をするのに、そんな伝達のミスが起こるなんて、考えただけでもかなり悲しくないですか? 時には、後からでは取り返しのつかないような事態が起きることだって十分にあり得ます。
コミュニケーションが取れない医師に、理想は作れない
日本国内で手術を受けるのであれば、当然ですが全て日本語でのやり取りです。 日本語だからこそ、お互いの細かい理解のズレがなくなり、コミュニケーションエラーを最小限に抑えることができます。
言葉が全く通じず、細かいニュアンスの意思疎通すらまともに取れない医師が、どうやってあなたの希望を細かく正確に理解し、どうやってあなたの理想に一番近づけてくれるのか、僕にはどうしても不明であり、疑問が残ります。
そのため、もし皆さんが「ただ安いから」という理由だけで韓国に行って手術を受けようとしているのであれば、僕は医師として反対せざるを得ません。
もちろん、韓国で手術を受けて素晴らしい成功を収めている患者様もたくさんいらっしゃいます。しかし、その反面、韓国で失敗して深く後悔されている患者様も、同じくらい多くいらっしゃるのが厳しい現実です。そして、その失敗理由のほとんどが、コミュニケーションエラーやアフターフォローの不足によるものです。
最後に
お顔の治療は、一生を左右する大きな決断です。 安いという目先のメリットだけでなく、万が一のときのリスクや、自分のこだわりを100%伝えられる環境なのかどうかを、一度冷静に天秤にかけてみてください。
「やっぱり日本語で、じっくりと納得がいくまでデザインの相談をしたい」 「術後の経過も含めて、最初から最後まで同じ先生にしっかりと主治医として診てもらいたい」
そう思われる方は、ぜひ日本国内の、そして僕たちのクリニックにご相談にいらしてください。
当院では、患者様が抱く理想のニュアンスを徹底的なカウンセリングで汲み取り、形成外科専門医の技術をもって形にしていきます。皆様が安心して一歩を踏み出せるよう、いつでも全力でサポートさせていただきます!
この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。大手美容外科院長を経て、現在はアルテラクリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。