医学部を目指すには?
医師が実体験から語る「中学受験」と「環境」の重要性
はい、どうもこんにちは! アルテラクリニックの宮本です。
今日のテーマですね、医者になる前の最初の大きなステップである「医学部を目指すには」というテーマでお話ししていきたいと思います。
将来、医者になるには、何はともあれまず医学部を目指して合格しないと行けないですよね。医学部を目指すとなると、当然ながら非常に高い壁となる「大学受験」が必須になってくるかと思います。
では、実際に医学部に合格するためには、一体どういった時代・時期に、どういう勉強をしていけばいいのか? 今回は、僕自身の幼少期から学生時代にかけてのリアルな実体験や失敗談、そして今だからこそ分かる「受験の本質」について、そういったお話を詳しくしていきたいなと思います。
現在、お子様を医学部に進学させたいと考えている親御様や、将来医師になりたいという夢を持っている学生の皆さんは、ぜひ一つの参考にしてみてください。
1.周りは会社人間ばかり。僕が「医者になる」と思ったきっかけ
まず、僕自身のバックグラウンドから少しお話しします。 実は、僕は医者の家系に生まれたわけではありません。むしろ家系的には周りに会社人間(会社員や会社経営者など)が多かったのです。
しかし、なぜか僕は小さい頃から「将来は医者になるんだ」と決めていましたし、自分でも「僕は医者になるもんだ」と自然と思っておりました。周囲が会社員ばかりだったからこそ、逆に医療の世界への憧れが強かったのかもしれません。
そうした明確な目標が幼少期からあったため、勉強をすること自体はある程度は苦ではなかったのです。 ……が、そうは言っても、いざ本格的な「中学受験をする小学生時代」が始まると、それはもう本当に大変な日々が待っていました。
2.大好きなサッカーの禁止と、ストレスによる激太りの小学生時代
僕の自己紹介のコラムにも記載していますが、僕は小学生の頃、サッカーが本当に大好きでした。 しかし、小学四年生頃になった時、中学受験の勉強に専念するために、その大好きだったサッカーを強制的に辞めさせられてしまったのです。そこから大手進学塾に通うようになり、僕の本格的な中学受験の勉強がスタートしました。
当時の僕は、まだ自分の意志というよりは親に言われるがままに勉強をしていた状態です。 そのため、大好きだったサッカーを突然やめさせられたストレス、そして慣れない猛勉強をするストレスが、幼い体に一気にのしかかってきました。
その結果どうなったかというと……信じられないくらいぶくぶくと太ってしまったのです。
中学に入る前の当時の僕は、身長が今よりも15cmほど低かったのですが、体重はなんと今(成人している現在)と同じくらいの重さまで増加していました。これは今振り返っても、めちゃくちゃ苦しかったです(笑)。
当時の僕にとっては、食べることでしか勉強や生活のストレス発散ができなかったのでしょうね。 子供ながらに本当に過酷な経験でしたので、親となった今の視点から見ると、「自分の子供には絶対にそんな思いをさせたくない、あんな無理なさせ方はしたくない」と心から思っております。
3.「親のおかげ」で掴んだ中高一貫の進学校への道
そんな精神的にも肉体的にもボロボロになりながらの受験勉強でしたが、この小学生の時代に関しては、僕自身の努力の成果というよりも、完全に「両親のおかげ」で勉強をするようになり(なかば強制的にさせられ)、なんとか中高一貫の私立の進学校に行くことができました。
ちなみに、第一志望や第二志望ではなく「第三志望校」の学校だったのですが……(笑)、それでも高いレベルの教育環境に身を置けたことは、僕の人生において非常に大きな転機となりました。
その後、中学一年生から高校三年生までの6年間、再び塾に通いながら、最終的な目標である大学受験(医学部合格)を目指して勉強を続けていくことになります。
当たり前のことなのですが、ここからの「中高生時代の勉強」は、小学生の頃とは大きく意味合いが変わってきます。 中学・高校では、両親に言われて渋々やるというよりは、「自分の意志」で主体的に勉強するようになるからです。
やはり、自分の意志で「医学部に行くんだ」という明確な目標を持って、やる気全開で取り組んでいる人は、どんどん、どんどん成績が良くなり、学年の上のほうへと駆け上がっていきます。 その一方で、目標が曖昧なまま、なんとなくダラダラして中学高校生活を過ごしている人は、どんなに進学校に籍を置いていたとしても、やはり良い大学には行けなかったでしょう。ここが受験のシビアな現実です。
4.なぜ医学部を目指すなら「中学受験」を勧めるのか?その本質は「環境」にあり
ここで、僕が「医学部を目指すのであれば、ぜひ中学受験をして進学校に行くべきだ」と強く思う、最大の理由をお話しします。
それは、「その中学・高校のレベルが高ければ高いほど、周りの環境が全く違ってくる」と考えているからです。
どういうことかと申しますと、もともとの学力レベルが高い子や、ポテンシャルの高い子が集まっている進学校というのは、やはり生徒一人ひとりが自分の意志を持って、最初から高いレベルで当たり前のように勉強をしています。
「勉強をサボるのがカッコいい」という雰囲気は一切なく、「周りがみんな必死に勉強しているから、自分も負けずに勉強する」という雰囲気が、学校の空気として最初から完成しているのです。
そうした素晴らしい環境に身を置かれることで、自分のモチベーションに左右されることなく、自然と勉強に熱が入っていくのかなと思います。人間は環境の生き物ですから、周りのレベルに引っ張られて自分の基準も引き上げられるわけです。
本当に、受験において「環境」というのは何よりも大事な要素だと思います。 ですので、医学部を目指される方は、まずは良い環境を早期に手に入れるためにも、ぜひ中学受験をすることをお勧めします。
そして、その良い中学に行くためには、当然ですが「小学校のうちにしっかりと勉強すること」がお勧めであり、必須条件になってきます。
ただ、小学生の間というのは、子供が自分の意志だけでなかなか自発的に勉強することが難しい時期です。だからこそ、ここは「両親のサポートの力」が必要不可欠になってくると僕は思っています。
僕自身のように、食べることでしかストレス発散できないような極端な生活をさせるのはどうかと思いますし(笑)、今となっては笑い話ですが、当時は本当に大変でした。 しかし、あの時に両親が必死になって僕を導き、中高一貫の進学校という「環境」を与えてくれたからこそ、今の医師としての僕が存在しているのは紛れもない事実です。
5.まとめ
医学部合格という高い目標を達成するためには、本人の努力はもちろんですが、それ以上に「どのような環境で多感な時期を過ごすか」が勝負の分かれ目になります。
小学生のお子様を持つ親御様は、ぜひお子様の体調やメンタルを上手にケアしつつ、二人三脚で良い環境(中高一貫校)への切符を掴み取ってあげてください。
そして、無事に素晴らしい環境を手に入れた学生の皆さんは、周りの優秀な仲間たちから刺激をもらいながら、自分の意志で夢に向かって突き進んでいってほしいなと思います。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう! アルテラクリニックで皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。大手美容外科院長5年を経て、現在はアルテラクリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。