豊胸はシリコンバッグ・脂肪・ハイブリッドのどれ?——3つの選び分け
豊胸の相談で最初に確認するのは、どのくらい大きくしたいかと、注入に使える脂肪がご自身にあるかの2点です。この2つで、選べる術式がかなり絞られます。
3つの術式の違いと費用
| 術式 | 何をするか | 検討される状態の目安 | 費用(税込) |
|---|---|---|---|
| シリコンバッグ豊胸 | バッグを挿入する | 確実にカップ数を上げたい/皮下脂肪が少ない | 858,000円(ケラーファンネル代込み) |
| 脂肪豊胸 | 自身の脂肪を注入する | 自然な範囲での変化/吸引したい部位がある | 330,000円(脂肪作成代・脂肪吸引代別) |
| ハイブリッド豊胸 | バッグ+脂肪注入 | 大きさは出したいが、バッグの輪郭を目立たせたくない | 1,188,000円(脂肪作成代・脂肪吸引代別) |
1. 「何カップ上げたいか」で最初に分かれる
しっかりカップ数を上げたい場合、脂肪注入だけでは希望に届かないことがあります。注入できる量には限りがあり、注入した脂肪の一部は吸収されるためです。確実に大きさを出したい方はシリコンバッグ、自然な範囲での変化を望まれる方は脂肪豊胸が候補になります。
2. 脂肪豊胸は「吸引できる部位があるか」が前提
脂肪豊胸はご自身の脂肪を使うため、お腹・太ももなどに吸引できる脂肪があることが条件です。痩せ型の方は採取量が足りず、希望のボリュームに届かないことがあります。診察では、注入したい量と採取できる量の両方を見ます。なお費用は脂肪作成代・脂肪吸引代が別にかかります。
3. ハイブリッドを選ぶのは「輪郭が気になる」場合
痩せ型の方にシリコンバッグのみを入れると、バッグの輪郭や段差が出やすくなることがあります。ハイブリッド豊胸は、バッグで土台の大きさを作り、その上に脂肪を注入して輪郭をなじませる考え方です。大きさと自然さの両方を求める場合の選択肢になります。
4. 入れたあとのことも先に決めておく
シリコンバッグは入れたら終わりではなく、経過を見ていく前提の施術です。当院ではシリコンバッグ抜去・乳房異物除去も行っており、他院で入れたバッグのご相談も受けています。将来の入れ替えや抜去まで含めて、最初の相談で話しておくことをおすすめします。
診察で確認すること
- 目指すカップ数と、いまの体型とのバランス
- お腹・太ももなどに採取できる脂肪があるか
- 痩せ型でバッグの輪郭が出やすい状態か
- 妊娠・授乳のご予定、他院で入れたバッグの有無
当院では院長・形成外科専門医が、この4点を確認したうえで術式と総額をお伝えします。
まとめ
- 確実にカップ数を上げたい → シリコンバッグ豊胸
- 自然な範囲+気になる部位も細くしたい → 脂肪豊胸
- 大きさは出したいが輪郭は目立たせたくない → ハイブリッド豊胸
FAQ
Q1. 痩せ型でも脂肪豊胸はできますか?
A. 採取できる脂肪の量によります。量が足りない場合はシリコンバッグやハイブリッドをご提案することがあります。
Q2. 脂肪豊胸の費用はいくらですか?
A. 330,000円(税込)です。脂肪作成代・脂肪吸引代は別にかかります。診察時に総額をお示しします。
Q3. バッグは一生入れたままですか?
A. 状態により入れ替えや抜去を検討します。当院では抜去・異物除去にも対応しています。
Q4. 授乳への影響はありますか?
A. ご予定がある方は診察時にお伝えください。術式の選択と時期の判断が変わります。
Q5. 執刀は誰が行いますか?
A. 院長・形成外科専門医が診察から執刀まで担当します。
費用とリスク・副作用について
本記事で紹介した施術はすべて自由診療(保険適用外)です。費用は税込表示です。脂肪豊胸・ハイブリッド豊胸は脂肪作成代・脂肪吸引代が別途必要です。
リスク・副作用:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、被膜拘縮(バッグの周囲の組織が硬くなる)、バッグの偏位や破損、注入した脂肪の吸収・しこり、仕上がりに対するイメージの差。状態によっては再手術が必要になる場合があります。治療回数:1回
この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。