美容整形の順番は?骨切り・鼻整形・人中短縮の考え方

複数施術を検討するときの順番の目安

美容整形の順番は一律ではありませんが、骨格を変える手術を先に検討する、同じ部位に影響する手術は完成後の変化を考えて組み立てる、といった目安があります。

最終的には顔立ち・希望・既往歴・ダウンタイム、過去の手術歴を診察したうえで決定します。以下は組み合わせを考える際の一般的な確認点であり、すべての方に同じ順番が当てはまるものではありません。

組み合わせ別の確認ポイント

検討している組み合わせ一般的な考え方診察で確認すること
骨切り+鼻整形骨格変化が鼻や口元とのバランスに影響するため、先に全体の治療計画を立てます。骨切りの術式、腫れの経過、鼻手術の時期
鼻整形+人中短縮鼻柱や小鼻の変化も含めて、鼻と人中を一体として検討します。希望する鼻先・鼻柱・上口唇のバランス
目元+鼻整形顔全体の印象を確認し、優先する悩みやダウンタイムに合わせます。同時施術の可否、麻酔、回復期間
骨切り+糸リフト骨切り後の組織変化を評価してから、たるみ治療を検討する場合があります。腫れや硬さの経過、皮膚・脂肪の状態

施術内容は、骨切りの診療メニュー鼻中隔延長人中短縮二重埋没などの目元整形糸リフトもあわせてご確認ください。


1. まずは「土台」から。骨切りを検討されている方へ

お顔の土台となる「骨切り」を検討されている方は、目・鼻・口元といった各パーツの手術より先に、骨切りの適応や治療計画について相談することが大切です。骨格が変わると各パーツとのバランスも変化する可能性があるため、私はまず土台から検討することをおすすめしています。

骨切り手術では、お顔の土台となる骨格が変化し、手術後に各パーツとのバランスが変わることがあります。たとえば、ルフォー手術(上下顎手術)などでは、噛み合わせの変化に加えて、小鼻が広がることがあります。シンチスーチャー(小鼻の広がりを抑えるための縫合)などを併用する場合もありますが、変化の程度には個人差があります。

そのため、上下顎手術と鼻の手術の両方を検討している方は、先に全体の治療計画を立てることが大切です。鼻の手術を行う時期は、骨切り後の腫れや骨格が落ち着く経過を確認しながら判断します。半年から1年ほど間隔をあけることもありますが、適切な順番や時期は術式や状態によって異なるため、担当医に相談してください。


2. 骨切り後の「余白」と「たるみ」の関係

また、輪郭3点などの骨切り手術をすると、骨自体は小さくなりますが、いわゆる「軟部組織」と呼ばれる皮膚が余ってしまい、たるみが生じることがあります。 そのため、切開リフトなどのエイジングケア手術を検討する場合は、骨切り後の組織変化や回復経過を評価してから時期を検討します。


3. パーツ整形の順番:人中短縮と鼻整形、小鼻縮小について

骨切り以外でも、同時に行わない方がいい手術や、優先すべき場所があります。その代表例が「人中短縮術」と「小鼻縮小術」です。

人中(鼻の下)は、鼻柱を下げる「鼻中隔延長術」でも短く見せることができますし、直接皮膚を切り取る「人中短縮術」でも短くなります。鼻整形を考えている方は、まずは全体のバランスを見て鼻中隔延長と人中短縮がそれぞれ鼻柱・小鼻・上口唇に与える変化を確認し、どちらを先にするか、あるいは期間を空けるかを担当医と検討してください。


4. 「人中短縮」と「小鼻縮小」を同時にしない方がいい理由

私は、小鼻縮小術と人中短縮術は同時に行わない方が良いと考えています。 なぜなら、人中短縮術には「人中を短くすると同時に、少し小鼻が広がってしまう」という傾向があるからです。

小鼻縮小は「広がった小鼻を小さくする手術」なのに、人中短縮を同時にしてしまうとお互いの効果を打ち消し合ってしまいます。同時施術が適切か、期間を分けるべきかは、術式と組織の状態を診察したうえで判断します。

まとめ:複数施術は全体の治療計画から

お顔のバランスを左右する骨切りや、パーツごとの相性を考慮した順番で手術を行うことは、最終的な仕上がりの美しさに直結します。「早く綺麗になりたい」というお気持ちもわかりますが、まずは検討する順番の目安を知り、一歩ずつ理想に近づいていきましょう。

FAQ

Q1. 骨切りと鼻の整形はどちらを先に受けるべきですか?
A. 骨切りを検討している場合は、お顔の土台が変わるため、骨切りを先に行うことをおすすめします。鼻の整形は骨切りから半年〜1年ほど空けるのが理想的です。

Q2. 骨切り後にたるみが気になったらどうすればいいですか?
A. 骨切り後に皮膚が余ってたるみが出ることがあります。その場合は、骨切り手術の後に切開リフトなどのエイジングケアを検討してください。

Q3. 人中短縮と小鼻縮小は同時に受けられますか?
A. 人中短縮には小鼻が広がりやすくなる傾向があるため、小鼻縮小と同時に行うとお互いの効果を打ち消し合う可能性があります。順番を分けて検討することをおすすめします。

Q4. 鼻を短く見せたい場合、何から始めるべきですか?
A. まずは鼻中隔延長術で全体のバランスを整え、それでも人中が気になる場合に人中短縮術を検討する順番がおすすめです。

Q5. 複数の施術を考えていますが、順番がわかりません。
A. お悩みの内容によって最適な順番は異なります。カウンセリングで全体のプランをご相談ください。

この記事を書いた人

アルテラクリニック

院長 宮本東和

昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。

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