傷跡修正

傷跡が気になる方へ

傷跡修正術でどこまできれいになるのか

こんにちは。アルテラクリニックの宮本東和です。

「怪我や手術でできた傷跡が気になっているけれど、どこに相談すればいいのか分からない」というご相談をよくいただきます。 カウンセリングをしていても、「以前受けた手術の傷跡が思ったより目立ってしまった」「事故や怪我の傷跡を今からでも綺麗にできるのか知りたい」という方からのご相談を本当に多くいただきます。

傷跡の治療は美容外科だけでなく、形成外科の知識が深く関わってくる分野です。今回は形成外科専門医の視点から、傷跡修正の選択肢や後悔しない治療法の選び方について、できるだけ具体的にお話ししていきます。

1.傷跡が気になり始めたら、まず知っておきたいこと

傷跡と一言でいっても、実は以下のようにいくつかのタイプに分かれます。

  • 肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)・ケロイド: 赤みが強く、ぷっくりと盛り上がってくる
  • 陥凹(かんおう)性瘢痕: 周囲の皮膚よりも凹んでしまっている
  • 瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく): 引きつれてしまい、動かしにくさが出ている
  • 色素沈着: 茶色い色味が残ってしまっている

傷跡の状態によって適した治療法は大きく変わるため、まずはご自身の傷跡がどのタイプに近いのか、正確に診断してもらうことが治療の第一歩になります。

また、「傷ができてからどれくらい時間が経っているか」も重要です。できたばかりの傷は炎症が落ち着くまで経過を見ながら保存的な治療を行うことが多く、大抵の場合は半年以上が目安となっています。時間が経って状態が固定した傷跡に対して、手術での修正を検討することが多くなります。

2.傷跡治療の選択肢は大きく2つ:保存的治療と手術

傷跡の治療は、大きく分けると「テープや注射、レーザーなどを使う保存的治療」と、「傷跡そのものを切除して縫合し直す手術による修正」の2つがあります。

🩹 テープ・注射・レーザーなどの「保存的治療」

できて間もない傷や、赤みや軽い盛り上がりが中心の肥厚性瘢痕、傷の範囲を超えてできるケロイドなどが対象となります。もちろんケロイドも切除し放射線治療(電子線治療)という選択肢もありますが、当院では電子線が置いていないため保存的治療しかできません。

  • 主な方法: シリコンテープや圧迫による保存的なケア、ステロイドの局所注射、赤みや色素沈着に対するレーザー治療など。
  • メリット: 切開を伴わないため身体への負担が少なく、通院しながら少しずつ状態を整えていけます。
  • 注意点: すでに幅が広がってしまった傷跡や、へこみが強い陥凹性瘢痕、引きつれのある瘢痕拘縮に対しては、保存的治療だけでは十分な改善が見込みにくいことも多く、時間をかけても思ったような変化が出ないと感じる場合もあります。その場合は外科的治療になることが多いです。

🔪 傷跡修正術(形成外科的な手術)

陥凹や幅の広がりが目立つ傷跡、引きつれを伴う瘢痕拘縮などに対しては、手術による修正が中心の選択肢になります。

  • 主な方法: 傷跡そのものを一度切除し、周囲の組織の向きや張力を調整しながら縫合し直します。傷の向きや形状に合わせて、「W形成術」「Z形成術」など、高度な縫合デザインを用いる手法があります。
  • メリット: 保存的治療では難しかった、凹みや幅広の傷跡、引きつれを根本的に修正できます。
  • 注意点: 手術直後は傷が赤くなったり少し盛り上がったりしますが、数ヶ月かけて徐々に周囲の皮膚に馴染んでいきます。抜糸までの通院や、術後に傷の保護テープをしばらく続けていただく期間(アフターケア)が必要です。ただし、現在の傷よりも大きく切開しなければならなかったり、余計に目立ってしまうようなことはありえますのでリスクなどをお伝えた後によくご検討されるのが良いかと思われます。

3.傷跡修正で後悔しないための選び方

傷跡治療で後悔しやすいのは、「傷跡のタイプを正確に見極めないまま、レーザーだけ、テープだけといった一つの方法に絞って続けてしまうケース」です。

陥凹や拘縮が強い傷跡に保存的治療だけで対応しようとすると、時間をかけても変化を感じられず、費用や通院の負担だけが積み重なってしまうことがあります。反対に、軽度の赤みや初期の肥厚性瘢痕に対して、早い段階から手術を勧められ、不要な負担を負ってしまうケースも見聞きします。

傷跡の治療を検討する際は、傷の評価や治療経験を持つ医師に相談し、選択肢とリスクの説明を受けることが大切です。

4.アルテラクリニックの傷跡修正について

当院では、カウンセラーを置かず、形成外科専門医である僕自身がカウンセリングから施術、術後のアフターフォローまでを一貫して担当しています。

形成外科では、外傷や熱傷(やけど)、腫瘍術後の再建など、「傷を綺麗に縫うこと」そのものを専門として何年も研鑽を積んできました。そのため、傷跡の修正は僕が最も得意とする分野の一つです。

当院では、お一人あたり1時間のカウンセリング枠を設け、傷跡の状態やこれまでの経過、日常生活での不便さなどを丁寧に伺ったうえで、どちらの治療が本当に向いているかを一緒に考えています。

✨ 安心の治療体制

  • 他院修正にも対応 他院で手術を受けた後の傷跡が気になる、思ったより目立ってしまったというご相談や修正手術にも対応しています。
  • 快眠麻酔(静脈麻酔)の選択が可能 局所麻酔だけでなく、麻酔や手術自体が苦手な方には「快眠麻酔」を併用し、施術中の不安や恐怖心を抑えて眠っている間に受けていただくことも可能です。
  • 充実のアフターフォロー スタッフは看護師のみで構成し、来院やお問い合わせもスムーズに対応できる体制を整えています。施術後に気になることがあれば、ご納得いただけるまで責任を持ってフォローを行います。

よくある質問

Q. 傷跡修正はいつから相談できますか?

傷ができてすぐの時期は、炎症が落ち着くまで経過を見ながら保存的なケアを行うことが多く、傷跡の状態がある程度固定してから手術による修正を検討するのが一般的です。ただし、「いつ頃相談すればいいか分からない」という方も多いので、時期に関わらずまずは一度診察で状態を確認させていただくことをおすすめしています。

Q. 保存的治療と手術、どちらが向いていますか?

赤みや軽い盛り上がりが中心の傷跡は保存的治療から試すことが多く、へこみや幅の広がり、引きつれが強い傷跡は手術での修正が向いている傾向があります。実際にはいくつかのタイプが混ざっていることも多いため、診察で傷跡の状態をしっかりと確認したうえで、最適な治療をご提案しています。

Q. 傷跡修正手術後、傷はどのくらいで目立たなくなりますか?

個人差はありますが、手術直後は傷が赤みを帯びたり少し硬く感じたりすることが多く、数ヶ月かけて徐々に周囲の皮膚に馴染んで目立たなくなっていきます。傷跡の場所や体質によって経過のスピードは変わりますので、術後の正しいケア方法も含めて診察の際にご説明しています。

Q. 他院で手術を受けた傷跡も相談できますか?

はい、もちろん対応しています。以前他院で手術を受けた後の傷跡が気になっている、思ったより目立ってしまったというご相談も多くいただいています。まずは現在の傷跡の状態を詳しく確認させていただき、修正でどこまで変化が見込めるか、正直にお話しさせていただきます。

Q. 傷跡修正手術のダウンタイムや痛みはどれくらいですか?

傷の大きさや部位によって異なりますが、抜糸までの通院(約1週間後)や、術後しばらくは傷の幅が広がるのを防ぐための保護テープを続けていただく期間が必要です。痛みについては局所麻酔を使用しますが、痛みの感じ方には個人差があります。麻酔そのものが苦手な方や怖い方には「快眠麻酔」も併用できますので、事前にご相談ください。

この記事を書いた人

アルテラクリニック

院長 宮本東和

昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。

リスク・副作用について

傷跡修正:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差

※当院の施術はすべて自由診療であり、公的医療保険の適用対象外です。

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