目の下のクマの原因と見分け方|自分のクマはどのタイプ?
脱脂術だけで本当に良くなるのか
こんにちは。アルテラクリニックの宮本東和です。
「目の下のクマが気になっていて、脱脂術を受ければ解消できるのか知りたい」というご相談を本当に多くいただきます。
カウンセリングをしていても、「クマが気になって鏡を見るたびに疲れた印象や老けた印象を感じてしまう」というお悩みを本当によく伺います。クマの治療は種類や原因の見極めがとても大切で、選ぶ治療法を間違えるとかえって悪化してしまうこともあります。
今回は形成外科専門医の視点から、目の下のクマの種類と治療の選択肢、そして後悔しない選び方について、できるだけ具体的にお話ししていきます。
1.目の下のクマは種類によって原因がまったく違う
クマと一言でいっても、実は「黒クマ」「青クマ」「茶クマ」の大きく3つのタイプに分かれ、それぞれ原因が異なります。
- ⚫ 黒クマ(影クマ) 眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる脂肪が加齢とともに前方へ突出し、その膨らみの下にできる「影」が原因で現れるタイプです。
- 🔵 青クマ 目の下の皮膚が薄く、血行不良によって透けて見える血管の色が原因になることが多いタイプです。
- 🟤 茶クマ 目をこするなどの摩擦や紫外線による「色素沈着」が原因になるタイプです。
同じように見えるクマでも原因が異なれば、適した治療法もまったく変わってきます。そのため、まずはご自身のクマがどのタイプに近いのかを正確に見極めることが、治療を成功させる第一歩になります。
2.黒クマの治療は「脱脂術だけ」で終わらないケースが多い
黒クマの原因である眼窩脂肪の突出に対しては、まぶたの裏側から余分な脂肪を取り除く「脱脂術(目の下のたるみ取り)」が代表的な選択肢になると思われがちですが、
実はそうではないケースがほとんどです。クマ取り=脱脂術というのが根強く昔からイメージとして長年身に染みており、皆様も一度は聞いたことあるのではないでしょうか?言葉だけが一人歩きしてしまい脱脂術のみされて後悔されている方が大変多く感じます。
実際この脱脂術は誰にでも同じように適応できるわけではありません。目の下から頬にかけてのラインがなだらかで頬の高さがあまりない方や、膨らみと影の境目に「ハの字状の線(ゴルゴラインやくぼみ)」が見える方は特に注意が必要です。逆に言えば、ほとんどの方がハムラ法で解決できると考えています。
⭕ 脱脂術だけで改善しやすいケース
頬の高さが十分にあり、膨らみと目の下の境界(へこみ)がはっきりしている方は、脱脂術で余分な脂肪を除去するだけでも凹凸が平らになり、クマの印象が大きく改善することがあります。僕みたいなタイプです。(笑)イメージつかない人は実際に会いにきてください(笑)
❌ 脱脂術だけでは悪化することがあるケース
一方で、お顔全体がのっぺりとした印象の方が脱脂術だけを受けると、これまで膨らみによってなんとなく維持されていたラインがぼやけてしまい、かえってクマが広がったように見えることがあります。また、ハの字状の線がある方は、脱脂によってその線(くぼみ)がより強調され、クマが悪化したように感じられることもあります。
こうしたケースでは、「ハムラ法」で、涙袋があり目袋(膨らみ)のない、頬に向かってなだらかに高くなっていく理想的なフラットラインを一緒に作っていく必要があります。
3.脱脂術単体とハムラ法・脂肪注入併用の違い
脱脂術のみの手術は、費用が抑えられ手術時間も短いという面から選ばれやすい一方、実は「脱脂だけで綺麗に仕上がる方」は決して多くありません。
実際には、「ハムラ法」で、へこみと膨らみの両方を同時にコントロールし、自然な仕上がりに近づけられる方が多いのが実情です。
💡 ハムラ法とは? 眼窩脂肪をただ捨てるのではなく、下方のくぼんでいる部分(涙袋の下の溝)に移動させて固定し、凹凸を平らに整える高度な術式です。非常に高い技術が必要なため、正しく対応できる医師が限られているのが実情です。中には、名前だけ「ハムラ法」とうたいながら、実際には十分な組織移動を行っていないケースというのも耳にします。術式の中身についてもきちんと説明を受けたうえで、治療を選んでいただきたいと思います。
4.目の下のクマ治療で後悔しないための選び方
クマ治療で後悔しやすいのは、ご自身のタイプを正確に見極めないまま、「値段が安く手軽だから」という理由だけで脱脂術のみを選んでしまうケースです。頬の立体的な形やハの字の線の有無を確認せずに脱脂だけを行うと、目の下が不自然にくぼみ、クマの印象がむしろ強くなってしまうことがあります。
逆に、脂肪注入やハムラ法の技術に自信がなく、脱脂術しか提案できない医師にあたってしまうと、本来は組み合わせや別の術式が必要な方にも「脱脂単体」を勧められてしまう可能性があります。
目の下の治療は医師の診断力と技量によって仕上がりに大きな差が出やすい分野だからこそ、脂肪や骨格の状態を正確に診断し、複数の術式をバランスよく提案できる医師に相談することが、後悔しないための大きなポイントになります。
5.アルテラクリニックの目の下のクマ治療について
当院では、カウンセラーを置かず、形成外科専門医である僕自身がカウンセリングから施術、術後のアフターフォローまでを一貫して担当しています。
目の下のクマ治療は特に、頬の形や脂肪の状態を正確に見極める「診断力」と、脱脂術・脂肪注入・ハムラ法を状態に合わせて的確に組み合わせる「技術力」が仕上がりを大きく左右します。
そのため当院では、お一人あたり1時間のカウンセリング枠を設け、クマのタイプやお悩みの経緯を丁寧に伺ったうえで、本当に必要な治療を一緒に考えています。
🔧 他院での脱脂後悪化の「修正手術」にも対応
「他院で脱脂術を受けた後に目の下がくぼんでしまい、クマが悪化した」「境界線がぼやけてしまった」という修正のご相談にも対応しています。以前に他院で治療を受け、仕上がりに悩まされている方も安心してお気軽にご相談ください。
🏥 通いやすさと安心の体
- スムーズな看護師体制とアフターフォロー スタッフは看護師のみで構成しているため、専門的なお問い合わせやご来院もスムーズです。施術後に気になることがあれば、ご納得いただけるまで責任を持ってフォローを行います。
当院は福岡市中央区大名にあり、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分の場所にあります。お仕事帰りや学校帰り、他院のカウンセリング帰りにも立ち寄りやすい立地ですので、目の下のクマでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
よくある質問
Q. 目の下のクマは脱脂術だけで治りますか?
頬の高さが十分にあり、脂肪の膨らみと目の下の境界線(へこみ)がはっきりしている方であれば、脱脂術だけでも大きな改善が見込めます。ただし、頬の形がなだらかな方やくぼみ(ハの字状の線)がある方は、脱脂術だけでは凹凸が強調されてかえって悪化することがあるため、脂肪注入やハムラ法との組み合わせが必要かどうかを診察で確認することをおすすめします。
Q. 黒クマと青クマ、茶クマはどう見分ければいいですか?
簡単な見分け方として、黒クマは脂肪の突出による「影」が原因のため、鏡を見ながら皮膚を下に優しく引っ張ると影が薄くなる傾向があります。青クマは皮膚が薄く血管が透けて見えるタイプ、茶クマは摩擦などによる色素沈着が中心です。ご自身での正確な判断は難しい場合も多いため、まずは診察で原因を確認してもらうことをおすすめしています。
Q. ハムラ法と脱脂術はどちらを選べばいいですか?
目の下のへこみが少なく、脂肪の膨らみだけが目立つ方は脱脂術のみで対応できることがあります。一方で、膨らみのすぐ下にくっきりとしたくぼみ(溝)がある方や、頬へとつながるラインをなだらかに整えたい方は、ハムラ法や脂肪注入を組み合わせる方が、より自然で若々しい仕上がりに近づきやすい傾向があります。診察で実際の状態を確認したうえで、最適な方法をご提案します。
Q. 他院で脱脂術を受けてクマが悪化した場合も相談できますか?
はい、もちろん対応しております。「他院で脱脂術を受けた後にクマが余計に目立つようになった」「目の下の境界線がぼやけて疲れて見える」といった修正のご相談も多くいただいています。まずは現在の状態を丁寧に確認させていただき、修正手術によってどこまで改善が見込めるかを一緒に考えていきましょう。
Q. 目の下のクマ治療のダウンタイムはどれくらいですか?
脱脂術のみ(切らない目の下のたるみ取り)の場合は、腫れや内出血が数日から1週間程度で落ち着くことが一般的です。一方で、脂肪注入やハムラ法を併用する場合は、組織を移動・注入する分、腫れやむくみの経過がやや長引くことがあります。ダウンタイムの過ごし方や詳しい経過についても、診察の際に個別のお仕事のスケジュール等に合わせて詳しくご説明しています。
この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。