二重の食い込みが浅くなった方へ
埋没法のやり直しと全切開、どっちが向いているの?
こんにちは。アルテラクリニックの宮本東和です。
今日は「二重埋没をしたはずなのに、最近食い込みが浅くなってきた」「片方だけ幅が狭くなってきた気がする」というご相談についてお話ししていきたいと思います。
実際にカウンセリングをしていても、「以前どこかで埋没法を受けたけれど数年でラインが浅くなってきた」「二重が取れかけている」という方は季節を問わず多くいらっしゃいます。このとき「もう一度埋没をやり直すべきか」「思い切って全切開に切り替えるべきか」で悩む方がとても多いのですが、原因やこれまでの経過を確認せずに選んでしまうと、また同じことを繰り返してしまうことがあります。
今回は形成外科専門医の視点で、埋没法のやり直しと全切開の違いやそれぞれに向いているタイプ、後悔しない選び方について、できるだけ具体的にお話ししていきますね。
1.二重の食い込みが浅くなる・取れる原因とは
二重埋没のラインが浅くなる、あるいは完全に取れてしまう原因は一つではありません。
- 👀 まぶたの厚みや脂肪の量 もともとまぶたの脂肪や皮膚の厚みがあり、糸にかかる負担が大きい方は、糸が緩んだり外れたりしやすい傾向があります。
- 👀 まぶたにかかる摩擦や負担 まぶたを日常的にこする癖がある方や、目をこすりやすい花粉症・アレルギー体質の方も、糸がかかっている組織に繰り返し負担がかかり、ラインが浅くなりやすくなります。
- 👀 加齢による皮膚のたるみ 加齢によってまぶたの皮膚がたるんでくると、二重のラインそのものが皮膚に埋もれてしまい、結果として食い込みが浅くなったり幅が狭く見えたりするようになります。
埋没法は糸で組織を「仮止め」しているような状態のため、こうした要因が重なると数年から十年ほどでラインが浅くなること自体は決して珍しくありません。まずは「糸が外れている(緩んでいる)のか」、それとも「皮膚がたるんできているだけなのか」を診察で見極めることが、次の適切な治療法を選ぶうえで非常に重要になります。
2.選択肢は主に2つ:埋没法のやり直しと全切開
二重の食い込みが浅くなった場合の選択肢は、大きく分けて「埋没法のやり直し」と「全切開」の2つです。どちらが優れているというものではなく、まぶたの厚みや今までのやり直し回数、皮膚のたるみの程度によって向き不向きが変わってきます。
🧵 埋没法のやり直しの特徴と向いているタイプ
埋没法のやり直しは、以前の糸を外して新しい糸で二重のラインを作り直す方法です。
- メリット: 手術に比べて身体への負担が少なく、ダウンタイムも短めで済むことが多いのが特徴です。
- 注意点: やり直しを何度も繰り返している方や、まぶたの厚みがあってもともと糸への負担が大きい方は、またすぐに緩んでしまう可能性があります。また、皮膚のたるみが主な原因になっている場合は、糸をかけ直しても根本的な解決にはならないこともあるため注意が必要です。その場合は切開になる可能性が高いです。
- 向いている方: まぶたの脂肪や皮膚が比較的薄く、これまでの埋没法のやり直し回数がまだ少ない方。
🔪 全切開への切り替えの特徴と向いているタイプ
全切開は、まぶたを直接切開して二重のラインを作り、必要に応じて余分な脂肪や皮膚の処理も同時に行える方法です。
- メリット: 糸で仮止めするのではなく、まぶたの組織そのものを癒着させてラインを作るため、埋没法に比べて食い込みが浅くなりにくく、半永久的な仕上がりが期待できます。
- 注意点: 切開を伴う手術のため、術後数日から二週間ほどは腫れや内出血が出やすく、ラインが完全に馴染んで仕上がりを実感できるまでには数ヶ月かかることもあります。まぶたの状態を正確に見極めたうえで、安全にデザインする確かな技術が欠かせません。
- 向いている方: まぶたの脂肪や皮膚が厚い方、埋没のやり直しを何度も繰り返してきた方、加齢による皮膚のたるみが目立ってきた方。
3.やり直しの回数と全切開への切り替えタイミングの目安
切り替えるべきか迷ったときのひとつの基準として、これまでの回数や年齢が目安になります。
- 埋没法のやり直しが「1回目」の場合 まぶたの皮膚が薄い方であれば、もう一度埋没法で様子を見るという選択は十分に有効です。
- 埋没法を「2回、3回」と繰り返している場合 そのたびに数ヶ月から1年程度でラインが浅くなってしまう場合は、糸に頼る方法自体がご自身のまぶたの状態(厚みや癖など)に合っていない可能性が高くなります。このようなケースでは、全切開に切り替えることで根本的な解決につながることが多いです。ただし、巷で3回までしか埋没できないということは経験上ありません。状態にもよるのですが、抜糸し何回も作り直した人はいます。
- 加齢によるたるみが出てきている「40代以降」の方 埋没法のやり直しだけでは皮膚のたるみそのものは改善しないため、全切開や皮膚切除を伴う方法を検討したほうが、最終的な満足度が格段に高くなる傾向にあります。眼瞼下垂がある方は同時に治療できます。
4.食い込みの悩みで後悔しないために知っておきたいポイント
二重の食い込みの悩みで後悔しやすいのは、「なぜラインが浅くなったのかという根本原因を確認せずに、手軽だからと同じ方法(埋没法)を何度も繰り返してしまうケース」です。
まぶたの厚みや皮膚のたるみが本当の原因であるにもかかわらず、ダウンタイムの少なさだけで埋没のやり直しを選んでしまうと、また数ヶ月〜数年でラインが浅くなり、結果として費用と時間だけがかさんでしまうことになります。 逆に、まだ1回目でまぶたの皮膚も薄いタイプの方が、いきなり全切開を選んでしまい、必要以上のダウンタイムの負担を大きく感じてしまうというミスマッチもあります。
まずは診察で、まぶたの厚みや脂肪の量、これまでのやり直し歴を正確に確認してもらい、ご自身のタイプに合った方法を提案してもらうことが、後悔しないための一番のポイントだと思います。
5.アルテラクリニックの二重治療について
当院では、カウンセラーを置かず、形成外科専門医である僕自身が最初のカウンセリングから治療、術後のアフターフォローまでを一貫して担当しています。
二重の食い込みが浅くなるお悩みは、まぶたの厚み、脂肪の量、皮膚のたるみ、これまでのやり直し歴など、複数の要因が複雑に絡んでいることが多く、医師の正確な見極めが仕上がりを大きく左右します。そのため当院では、お一人あたり1時間のカウンセリング枠を設け、これまで何回やり直しをしてきたか、どのくらいの期間でラインが浅くなったかなどを丁寧に伺ったうえで、埋没法のやり直しと全切開のどちらが本当に向いているのかを一緒にじっくりと考えています。
🔧 他院での二重手術後の「左右差・幅の左右差」の修正にも対応
「他院で埋没や全切開を受けたものの、左右差が気になる」「思ったよりも幅が狭くなってしまって修正したい」といった他院修正のご相談にも対応しています。前の治療の仕上がりに悩まされている方も、どうぞ安心してお気軽にご相談ください。
🏥 通いやすさと安心の体制
- 快眠麻酔に対応 手術への恐怖心が強い方や、まぶたへの麻酔の注射が苦手な方には、眠っている間にリラックスして施術が終わる「快眠麻酔」もご用意しています。
- 看護師のみの専門スタッフ構成 当院のスタッフは全員が看護師ですので、お問い合わせやご来院、術後の経過で気になる点についても医学的知見からスムーズに対応できる体制を整えています。
- 納得のアフターフォロー 治療後に万が一気になることがあれば、患者さんにご納得いただけるまで責任を持って徹底的にフォローを行います。
当院は福岡市中央区大名にあり、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分の場所にあります。お仕事帰りや学校帰り、他院のカウンセリング回りなどでも相談しやすい立地ですので、二重の取れかけや食い込みでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
よくある質問
Q. 埋没法のやり直しと全切開、どちらが向いていますか?
まぶたの脂肪や皮膚が比較的薄く、これまでのやり直し回数がまだ少ない(または初めてのやり直し)という方には、負担の少ない埋没法のやり直しが向いています。一方で、すでにやり直しを何度も繰り返している方や、まぶたの厚み・皮膚のたるみが目立つ方には、全切開への切り替えが向いている傾向があります。診察で現在のまぶたの状態とこれまでの経過を詳しく確認したうえで、最適な方法をご提案しています。
Q. 埋没法をやり直せる回数に制限はありますか?
医学的に明確な回数の制限が設けられているわけではありません。しかし、やり直しを何度も繰り返すほどまぶたの内部組織に負担がかかり、瘢痕(傷跡の組織)などによって徐々に糸がかかりにくくなったり、不自然な食い込みになったりすることがあります。短い期間で繰り返し浅くなってしまう場合は、全切開など糸に頼らない別の方法を検討したほうが、結果として根本的な解決につながることが多いです。
Q. 全切開のダウンタイムはどのくらいですか?
術後数日から二週間ほどは、強い腫れや内出血が出やすい期間となります。その後、まぶたのむくみが徐々に引いてラインが完全に落ち着き、本来の自然な仕上がりを実感できるまでには数ヶ月ほどかかることもあります。お仕事や学校などのスケジュールに合わせて、腫れが目立ちやすい時期(特に術後1週間程度)をどのように確保するか、事前に確認しておくと安心です。
Q. 二重が浅くなったのは糸が原因か皮膚のたるみが原因か、自分で判断できますか?
「目をこする癖があるから糸が緩んだのかな」「以前より二重の幅全体が狭く感じるから皮膚が被さってきたのかな」といったある程度の予測(目安)はつきますが、糸の緩みそのものなのか、加齢による皮膚のたるみが原因なのかをご自身だけで正確に判断するのは難しいことが多いです。間違った治療を繰り返さないためにも、一度診察でまぶたの厚みや脂肪・皮膚の状態を直接確認してもらうことをおすすめしています。
Q. 他院で埋没や全切開を受けた後の相談もできますか?
はい、もちろん対応しております。「他院で埋没(または全切開)を受けた後に左右のバランスが気になるようになった」「思ったよりも幅が狭くなってしまって理想と違う」といったご相談も多くいただいています。まずは現在のまぶたの状態を丁寧に確認させていただき、現在の状態から修正手術によってどこまで綺麗に改善が見込めるか、ベストなアプローチを一緒に考えていきましょう。
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この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。