エラの張りはボトックスか骨切りか|福岡・天神で執刀する形成外科専門医 宮本東和が解説
導入
こんにちは。Altera Clinic(アルテラクリニック)院長の宮本東和です。福岡市中央区大名で、形成外科専門医としてカウンセリングから執刀、術後の経過診察までを担当しています。
「正面から見ると輪郭が四角い」「横から見るとフェイスラインがまっすぐで小顔に見えない」というエラのお悩みは、福岡・天神という土地柄に関係なく、季節を問わず本当に多くいただきます。そして相談の入口はほぼ決まっていて、「ボトックスで足りるのか、骨を切る手術が必要なのか」です。
この2つは、どちらが優れているという関係ではありません。張りの原因が筋肉なのか骨なのかで、効く治療が最初から分かれているだけです。原因を確かめずに選ぶと、ボトックスを何度打っても輪郭が変わらない、あるいは大きな手術を受けたのに思ったほど印象が変わらない、ということが起こります。
このページでは、原因の見分け方、それぞれの治療で実際に何をするのか、しびれや腫れがどのくらい続くのか、そして税込の正規料金と、手術のときに別途かかる費用まで含めた総額の考え方を、できるだけ具体的に書きました。当院は自由診療の料金をすべて料金表で公開していますので、金額は伏せずに書いています。
この記事でわかること
- エラの張りが「咬筋(筋肉)」と「下顎角(骨)」のどちらから来ているかの見分け方
- エラボトックスでできること・できないこと、効果が続く期間
- エラ骨切り(下顎角形成)で骨をどう切るのか、なぜ「削る」ではなく「作り直す」なのか
- 腫れ・しびれ・仕事復帰の目安と、通院のスケジュール
- 税込の正規料金と、麻酔代・採血代・骨模型作成代まで含めた総額の例
- エラだけでよいのか、オトガイ(あご先)や頬骨と一緒に行うべきなのか
- 他院でエラ削りを受けた後の修正を、いつから相談できるのか
1. まず結論|「筋肉か、骨か」で選ぶ治療が分かれます
先に結論をまとめます。細かい理由はこの後で順番にご説明します。
| エラボトックス | エラ骨切り(エラ形成) | |
|---|---|---|
| 効く相手 | 咬筋(筋肉)の発達 | 下顎角(骨)の張り出し |
| やること | 咬筋へ注射し、筋肉の働きを抑えて徐々に小さくする | 張り出した下顎角を切除し、輪郭を作り直す |
| 麻酔 | 不要(注射のみ) | 全身麻酔 |
| 手術・施術時間 | 数分 | 約2時間(エラ単独の場合) |
| ダウンタイム | ほとんどなし | 大きな腫れは2〜4週間ほど。仕事復帰は1〜2週間が目安(個人差があります) |
| 効果の続き方 | 4か月〜半年ほどで薄れるため、継続が必要 | 骨格そのものを変えるため、長期的(個人差あり)な効果が期待できます |
| 税込料金 | 22,000円(エラ40単位) | 990,000円(施術料。麻酔代などが別途かかります) |
迷ったときに考える順番
- ① 奥歯を噛みしめて、エラが硬く盛り上がるかを確かめる(次の章のセルフチェック)
- ② 盛り上がるなら、まずボトックスを試すという選択肢があります(元に戻せる治療です)
- ③ ボトックスを打っても張って見えるなら、骨が原因である可能性が出てきます(診察でよくあるご相談です)
- ④ 診察とCTで骨の形・厚み・神経の位置を確認し、切れる範囲と切る量を決めます
骨切りは一度行うと元に戻せません。 だからこそ、順番としては「戻せる治療から確かめる」ことに意味があります。ただし、明らかに骨格が原因の方がボトックスを繰り返すのは遠回りになりますので、そこは診察で率直にお伝えしています。
2. エラの張りの原因を分ける|咬筋(筋肉)と下顎角(骨)
咬筋(筋肉)が原因のタイプ
ものを噛むときに使う「咬筋(こうきん)」という筋肉が発達しているタイプです。食いしばりや歯ぎしりの癖がある方、硬いものをよく噛む習慣のある方は、咬筋が発達しやすい傾向があります。筋肉なので、働きを抑えれば徐々に小さくなります。 ここに効くのがボツリヌストキシン製剤(ボトックス)です。
骨格(下顎角)が原因のタイプ
下顎の骨そのものの角度や幅が大きいタイプです。下顎角(かがくかく=下あごの角、いわゆるエラの角)が外側や下方へ張り出していると、正面から見て輪郭が四角く見えます。骨は筋肉と違い、注射で小さくすることはできません。ここに対応するのがエラ形成(下顎角形成術)です。
さらに、角の張り出しだけでなく骨の「厚み」が顔幅に影響していることがあります。下顎骨の外側にある板状の部分(外板)が厚いと、角を切っただけでは横幅が残ります。この厚みに対応するのが外板切除です。
セルフチェックの目安
鏡の前で奥歯をぐっと噛みしめてみてください。
- エラの部分がぷくっと盛り上がって硬くなる → 咬筋の関与が大きい可能性があります
- 噛みしめても厚みがあまり変わらないのに、輪郭が四角く張って見える → 骨格の関与が大きい可能性があります
実際には筋肉と骨の両方が混ざっている方が少なくありません。 このセルフチェックはあくまで目安で、どちらがより強く影響しているかは診察で確認します。
ボトックスを打っても張って見える方へ
診察でよくあるのが、「エラボトックスを何度か受けたけれど、思ったほど輪郭が変わらない」というご相談です。ボトックスが効く相手は筋肉だけですので、注射を受けても張りが残るということは、その張りが骨から来ている可能性を示しています。
これは遠回りだったという意味ではありません。ボトックスを試したこと自体が、原因を切り分ける手がかりになっています。 診察では、その経過も含めてうかがったうえで、骨切りの適応があるかを一緒に考えます。
診察とCTで確認していること
エラの手術を検討する段階で、CT画像を確認します。
当院にはCT装置がないため、CTは他の医療機関で撮影していただきます。 撮影についての詳細は診察時にご案内します。撮影費用は撮影先の医療機関によって異なり、当院の料金には含まれません。
CT画像では、次の3点を確認します。
- 下顎角の形と張り出しの方向(外側へ張っているのか、下方へ伸びているのか)
- 骨の厚み(外板切除を併用したほうがよいか)
- 下歯槽神経(かしそうしんけい)の走行=下あごの骨の中を通る神経の位置。ここを避けて切る必要があるため、安全に切除できる範囲はCTで決まります
最終的に「どこをどれだけ切るか」は、CTを見ながら調整します。 見た目の印象だけで切除量を決めることはありません。当院では骨切り手術の際に3D骨模型も作成し、実物の形を手元で確認したうえで手術に臨みます。
3. エラボトックスでできること・できないこと
仕組み
発達した咬筋に薬剤を注射し、筋肉の過剰な働きを抑えます。筋肉は使われ方が減ると徐々にボリュームが小さくなり、エラの張りが目立ちにくくなります。切開を伴わないため、ダウンタイムを抑えたい方に選ばれています。
効果が続く期間
個人差はありますが、4か月から半年ほどかけて徐々に効果が薄れます。 すっきりした状態を保ちたい場合は、効果が切れるタイミングに合わせて繰り返し注射を受けていただく形になります。
向いている方
- 噛みしめるとエラが硬く盛り上がる、筋肉タイプの方
- 食いしばり・歯ぎしりの自覚がある方
- まとまった休みが取れず、ダウンタイムを避けたい方
- 手術の前に、まず戻せる方法で変化を確かめたい方
骨格タイプの方がボトックスだけを続けると
骨の形は注射では変わりません。骨格が主な原因の方がボトックスを繰り返しても、期待していたシャープな輪郭にならず、費用と通院だけが積み重なることがあります。「効かない治療だった」のではなく、「相手が違った」ということです。
税込料金
エラ(40単位)22,000円(料金表)。切開を伴わないため麻酔代や術後セットは不要です。
4. エラ骨切り(下顎角形成)とは|「削る」ではなく「作り直す」
エラ形成=下顎角を切除し、新しい輪郭を作り直す手術です
エラ形成(下顎角形成術)は、張り出した下顎角の骨を切除し、新しい位置に輪郭を作り直す手術です。「エラを削る」と表現されることが多いのですが、実際に行っているのは表面を薄く削ることではなく、角の部分を切り取って、フェイスラインのカーブそのものを作り直すことです。
切開は口の中から行います。顔の皮膚を切らないため、お顔の表面に傷はできません。 口の中の傷は吸収糸で縫うため、抜糸は不要です。
「切り方」で仕上がりが変わります|面長が助長されないように
ここは実際の手術で最も気を使うところですので、はっきり書きます。
かつては、下顎角を斜めに切る方法が広く行われていた時期がありました。 この切り方をすると、正面から見たときに輪郭が下方向に細長く見え、いわゆる「犬顔」のような、面長の印象が助長されることがありました。エラの張りは取れているのに、顔が長く見えてしまうという結果です。
現在ではこのような切り方はされていません。当院でも行っていません。 骨をどの角度で、どの範囲まで切るかによって、「小顔になる」のか「面長になる」のかが分かれます。 だからこそ、CTと3D骨模型で切除線を事前に検討したうえで手術を行っています。
外板切除=骨の「厚み」を減らす手術(併用が多い施術です)
外板切除は、下顎骨の外側にある外板(がいばん)=骨の厚みを削り、顔の横幅や張り出し感を整える手術です。骨自体を大きく移動させるのではなく、厚みを減らします。
エラが張っている方では、エラ形成と外板切除を併用することが多くあります。 角を切っても厚みが残っていると、正面から見た横幅が思ったほど変わらないためです。逆に、外板切除だけを単独で行うことは基本的にありません。 骨切りを行ったうえで、張り出しが強い場合に追加で切除する位置づけの施術です。
全身麻酔で行います
エラ形成は全身麻酔で行います。骨を切る手術であり、手術中に体が動かない状態を保つ必要があるためです。全身麻酔を行う関係で、術前に採血が必要です。
手術時間の目安
| 手術 | 所要時間の目安 |
|---|---|
| エラ形成(単独) | 約2時間 |
| 輪郭3点(エラ・頬骨・オトガイ) | 約5時間 |
カウンセリング当日の手術は行っていません
CT撮影と3D骨模型の作成が必要なため、骨切りはカウンセリング当日に手術を行うことができません(CTは他の医療機関で撮影していただきます)。手術が決まってから模型を作成し、その後に手術日を設定します。この工程は安全性と精度のために省いていません。
5. ダウンタイムの経過と、仕事に戻れるまで
時期別の経過(目安)
| 時期 | 起こること |
|---|---|
| 手術当日〜数日 | 腫れ・内出血が強く出ます。口が開けづらく、食事がとりにくい時期です。フェイスバンドなどで圧迫固定を行います |
| 術翌日 | シャワー・洗顔が可能です。当日からメイクは可能です |
| 1週間ごろ | 大きな腫れの山を越えていきます |
| 1〜2週間 | 仕事復帰の目安(個人差があります) |
| 2〜4週間 | 大きな腫れが改善していきます |
| 3〜6か月 | 細かなむくみが落ち着き、輪郭が完成に近づきます |
※腫れの引き方には個人差があります。 上の表は当院でご案内している目安で、すべての方がこの通りに進むという意味ではありません。長時間の入浴は腫れを強めることがあるため、しばらく避けていただきます。
しびれについて(正直にお伝えします)
術後、下唇やあごの周囲の感覚が鈍くなる「しびれ」は、ほとんどの方に生じるとお考えください。 これは下あごの骨の中を神経が通っているためで、手術の失敗ではなく、この手術に伴って起こる経過です。
多くの方は1年ほどかけて戻っていきます。 ただし戻り方には個人差があり、回復までの期間が前後することがあります。この点は、手術を決める前に必ずご説明しています。
通院のスケジュール
骨切り手術の通院は、術後翌日・3日後 → 約1週間後 → 1か月・3か月・6か月の検診という流れです。口の中は吸収糸のため抜糸は不要です。福岡市内・近郊の方であれば無理のない間隔ですが、県外など遠方からお越しの方は、来院の間隔についてあらかじめご相談ください。
術後の準備について
手術の前に何を用意しておけばよいかは、別のコラムにまとめています。
輪郭骨切りのダウンタイムを乗り切る|本当に必要なもの・いらなかったもの
6. リスク・副作用と、当院で行っている備え
起こりうること
痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差。加えて、下唇やあご周囲のしびれ(ダウンタイムの章でご説明したもの)があります。
骨切りは元に戻せない手術です。「起こらない」とお伝えできることはありません。 そのうえで、起こる確率を下げるために何をしているかを書きます。
左右差と切りすぎを避けるために
- CTで神経の走行と骨の厚みを確認し、安全に切除できる範囲を決めます
- 3D骨模型を作成し、実際の骨の形を手元で確認したうえで切除線を検討します
- 正面・斜め・横顔のバランスを見ながら、左右の切除範囲を設計します
骨は切ったあとに戻すことができません。 そのため当院では、迷った場合は切りすぎない側で判断しています。
エラを削るとたるみませんか
骨の量が減るぶん、皮膚や軟部組織の状態によってはたるみが気になる場合があります。 診察の段階で、骨格と皮膚のゆるみの両方を確認しています。
たるみが出た場合の対応も、時期の目安が決まっています。
「骨切りをするとたるみが出るから受けないほうがよい」ではなく、出た場合に何をいつからできるかを、あらかじめ決めてあるとお考えください。糸リフトと切開リフトの違いはこちらのコラムで詳しく説明しています。
受けられない方・注意が必要な方
全身麻酔を伴う手術のため、次の点を診察で必ず確認します(Q&Aページにも掲載しています)。
- 妊娠中の方の手術は受け付けておりません。 授乳中の方は手術可能ですが、術後数日は授乳を止めていただく可能性があります
- 持病・服用中のお薬は必ず診察時にお申し出ください。 特に血液をサラサラにするお薬は、中止の可否と中止・再開の時期を主治医の先生にご確認いただく必要があります
- 喫煙=全身麻酔を伴う大きな手術では、術前1か月・術後1か月の禁煙をお願いしています
7. 税込費用のすべて|手術料だけでは終わりません
自由診療では、手術料のほかに麻酔代などが別途かかります。当院は正規料金をすべて公開していますので、内訳を出します(すべて税込・2026年9月時点)。福岡でエラの手術を検討されるとき、手術料だけを見て資金の計画を立てると足りなくなることがありますので、必要になる費用を先にすべて並べます。
施術料
| 施術内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| エラ形成 | 990,000円 |
| 外板切除(併用する場合) | 330,000円 |
| オトガイ形成 | 770,000円 |
| Vライン形成(オトガイ形成+エラ形成) | 1,320,000円 |
| 頬骨骨切り | 990,000円 |
| 頬骨セットバック | 1,100,000円 |
| 輪郭3点 | 1,980,000円 |
| (参考)エラボトックス 40単位 | 22,000円 |
手術のときに別途かかる費用
| 項目 | 料金(税込) | いつ必要か |
|---|---|---|
| 全身麻酔 | 220,000円 | 骨切り手術では必須です |
| 採血代 | 22,000円 | 全身麻酔で手術をするときに必要です |
| 骨模型作成代 | 110,000円 | 骨切り手術の安全性と精度のために作成します |
| 術後セット(内服) | 11,000円 | 術後のお薬 |
| 術後セット(内服・点滴) | 22,000円 | 術後のお薬と点滴 |
| 処方代 | 5,500円 | 追加の処方が必要な場合 |
CT撮影の費用について
当院にはCT装置がないため、CTは他の医療機関で撮影していただきます。 そのため、CTの撮影費用は当院の料金には含まれず、撮影先の医療機関によって金額が異なります。 上の表とは別に必要になる費用としてお考えください。撮影についての詳細は診察時にご案内します。
お見積りについて
実際に必要な金額は、外板切除を併用するかどうかなど、行う処置によって変わります。診察のうえで内訳を出したお見積りをご提示し、ご納得いただいてから手術日を決めます。
資金の計画を立てるときは、手術料だけでなく、全身麻酔・採血代・骨模型作成代・術後セットと、他の医療機関で撮影していただくCTの費用まで含めてお考えください。
ボトックスと比べるときの考え方
エラボトックスは1回22,000円ですが、4か月〜半年ごとに繰り返す治療です。続けるあいだは費用がかかり続けます。骨切りは1回の負担が大きい代わりに、骨格そのものを変えるため長期的(個人差あり)な効果が期待できます。
※ただし、金額だけで比べる意味はありません。 筋肉が原因の方が骨切りを受けても、負担に見合う変化にはなりません。「どちらが安いか」ではなく「どちらが自分の原因に合っているか」が先です。
お支払い方法
現金/クレジットカード(Visa・Master・Amex)/QRコード決済/医療ローンに対応しています。詳細は料金表をご覧ください。
8. エラだけでよいのか|オトガイ・頬骨との関係
「エラだけ切れば小顔になりますか」というご質問はとても多いのですが、ここは骨のつながり方で考える必要があります。
オトガイ(あご先)とエラは、骨が連続しています
下顎の骨は、エラからあご先まで1本につながっています。 そのため、エラだけを切っても変化が少なかったり、思い描いていた輪郭に近づかないことが少なくありません。 フェイスラインは「角」だけで決まっているのではなく、角からあご先までのカーブ全体で見えているためです。
エラとオトガイを一緒に整える場合は、Vライン形成(オトガイ形成+エラ形成)という選択肢になります。あご先については、骨を切る方法とプロテーゼを入れる方法があり、こちらのコラムで比較しています。
頬骨は連続していないため、分けることもできます
一方、頬骨は下顎の骨と連続していません。 そのため、エラ・オトガイとは別の時期に分けて手術することも可能です。
ただし、最終的にはお顔全体のバランスで決めています。 頬骨の張り出しが強い方が下顎だけを小さくすると、上下のバランスが変わって見えることがあるためです。3か所すべてを整える場合は輪郭3点になります。同時に行うか分けて行うかは、こちらのコラムで詳しく比較しています。
他の施術との順番
骨切りと鼻や脂肪吸引などを検討している場合、受ける順番によって仕上がりの計画が変わります。 順番の考え方は美容整形の順番についてのコラムにまとめています。
症例
輪郭3点の症例は、経過の写真とあわせてご覧いただけます。
9. 他院でエラ削りを受けた後の修正について
よくいただくご相談
福岡・天神では他院で受けた骨切りの修正についてのご相談もいただきます。
- 他院でエラ形成(骨切り)を受けたが、左右差が気になる
- 大きな手術をしたのに、思ったほど輪郭が変わらなかった
- 手術の記録が手元にないが、相談してよいか(記録がなくてもご相談いただけます)
相談の時期は「手術から最低半年以降」です
修正手術は、前の手術から最低半年以降とお考えください。骨の治り方や腫れの引き方が落ち着くまでに時間がかかるため、それより早い時期に判断すると、まだ完成していない状態を「仕上がり」と見てしまうことになります。
半年を待たずに不安な点がある場合でも、相談だけであれば早めにお越しいただいて構いません。 現在の状態をCTと診察で確認し、「いま何が起きているか」「いつから何ができるか」をご説明します。
費用の考え方
修正手術では、行う施術の料金に他院修正の費用が加わります。金額は状態によって変わりますので、診察のうえでお見積りをご提示します。
10. 福岡・天神でエラ骨切りを担当する形成外科専門医 宮本東和の考え方
カウンセリングから執刀、経過診察まで同じ医師が担当します
当院にはカウンセラーがいません。日本形成外科学会認定 形成外科専門医である院長が、カウンセリング・手術・術後の経過診察まで一貫して担当します。エラの張りは筋肉と骨が混ざっていることが多く、どちらがどれだけ効いているかの見極めが仕上がりを大きく左右する部位です。見極める人と切る人が同じであることには、この手術では意味があると考えています。
カウンセリングはお一人あたり1時間の枠を取っています。噛みしめの癖、これまで試された治療、気にされている見え方をうかがったうえで、ボトックスなのか、骨切りなのか、両方の組み合わせなのかを一緒に考えます。適応がないと判断した場合は、その旨をはっきりお伝えします。
経歴・所属学会は院長紹介ページに掲載しています。
CTと3D骨模型を使う理由
骨切りで避けたいのは、神経を傷つけることと切りすぎることです。どちらも、手術中の目視だけで防ぐには限界があります。CTで神経の走行と骨の厚みを確認し、3D骨模型で実際の形を手元に置いて切除線を検討する。CTは他の医療機関で撮影していただくことになり、お手間をおかけします。 それでもこの2つを省かないことが、当院の骨切りの前提になっています。
通いやすさ
当院は福岡市中央区大名にあり、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分です。術後の経過診察が複数回ありますので、通いやすさは骨切りを受けるうえで実際に重要な条件になります。
11. 診察までの流れ
- ① ご予約(Web・LINEから)
- ② カウンセリング・診察=院長が骨格と咬筋の状態を確認し、適応・術式・費用・リスクをご説明します
- ③ CT撮影=他の医療機関で撮影していただきます。 その画像で骨の形、厚み、神経の走行を確認します
- ④ お見積りのご提示=手術料と別途費用を含めた金額をお出しします
- ⑤ 手術日の決定・3D骨模型の作成
- ⑥ 手術(全身麻酔・エラ単独で約2時間)
- ⑦ 経過診察=術後翌日・3日後 → 約1週間後 → 1か月・3か月・6か月
相談だけでも構いません。 「ボトックスを続けるべきか、手術を考えるべきか」の段階でお越しいただく方も多くいらっしゃいます。福岡・天神でエラの張りにお悩みの方は、院長の宮本東和が直接お話をうかがいますので、どうぞお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. ボトックスと骨切り、どちらが向いていますか?
奥歯を噛みしめたときにエラが硬く盛り上がる方は咬筋の関与が大きく、ボトックスが向いている傾向があります。噛みしめても厚みが変わらないのに輪郭が四角い方は、骨格の関与が大きい可能性があります。実際には両方が混ざっていることも多いため、診察とCTで確認します。
Q. エラボトックスを何度も打っているのに、あまり変わらないのはなぜですか?
ボトックスが働きかけるのは筋肉だけです。注射を受けても張りが残る場合、その張りが骨から来ている可能性があります。骨切りの適応があるかを診察で確認します。
Q. エラ形成は「骨を削る」手術ですか?
表面を薄く削るのではなく、張り出した下顎角を切除して輪郭を作り直す手術です。骨の厚みを減らす外板切除とは目的が異なり、併用することが多くあります。
Q. 顔に傷は残りますか?
口の中から切開するため、お顔の表面に傷はできません。 口の中は吸収糸で縫うため抜糸は不要です。傷あとの治り方には個人差があります。
Q. しびれは出ますか?
下唇やあご周囲のしびれは、ほとんどの方に生じるとお考えください。 多くの方は1年ほどかけて戻っていきますが、個人差があります。
Q. 手術時間はどのくらいですか?
エラ形成単独で約2時間、輪郭3点で約5時間が目安です。
Q. 仕事はいつから復帰できますか?
1〜2週間が目安です。腫れの引き方には個人差があり、人前に出るお仕事かどうかでも変わります。
Q. 完成までどのくらいかかりますか?
大きな腫れは2〜4週間ほどで改善していきますが、細かなむくみが落ち着いて輪郭が完成に近づくまでには3〜6か月ほどかかります。
Q. エラを削るとたるみませんか?
骨の量が減るため、皮膚のゆるみによってはたるみが気になる場合があります。術後1か月ごろから糸リフトなどのたるみ治療、3か月ごろからフェイスリフトのような大きな手術が可能です。診察時に骨格と皮膚の両方を確認します。
Q. エラだけ切れば小顔になりますか?
下顎の骨はエラからあご先まで連続しているため、エラだけでは変化が少ないことがあります。 オトガイ形成との組み合わせ(Vライン形成)を検討する場合があります。
Q. 頬骨も一緒にやったほうがよいですか?
頬骨は下顎と骨が連続していないため、分けて行うことも可能です。ただし全体のバランスで判断しますので、診察でご相談ください。
Q. カウンセリング当日に手術できますか?
できません。CT撮影と3D骨模型の作成が必要なため、手術日は後日設定します。
Q. CTはどこで撮影しますか。撮影費用はかかりますか?
当院にはCT装置がないため、CTは他の医療機関で撮影していただきます。 撮影についての詳細は診察時にご案内します。撮影費用は撮影先の医療機関によって異なり、当院の料金には含まれません。
Q. 全身麻酔が不安です。受けても大丈夫でしょうか?
骨を切る手術のため全身麻酔で行います。術前に採血を行い、体の状態を確認したうえで手術に臨みます。持病やお薬がある方は必ず診察時にお申し出ください。
Q. 他院でエラ削りを受けましたが、修正を相談できますか?
はい。前の手術から最低半年以降が修正の目安です。相談だけであれば、それより早い時期でも構いません。現在の状態をCTと診察で確認し、どこまで改善が見込めるかをご説明します。
Q. 手術料のほかに、どんな費用がかかりますか?
全身麻酔220,000円・採血代22,000円・骨模型作成代110,000円・術後セット(内服・点滴)22,000円が別途必要です(すべて税込)。追加の処方があれば5,500円が加わります。外板切除を併用する場合は330,000円が加わります。あわせて、他の医療機関で撮影していただくCTの費用が必要です(金額は撮影先によって異なります)。実際のお見積りは診察のうえでご提示します。
Q. 遠方から通えますか?
当院は福岡市中央区大名にあり、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分です。骨切りは術後の経過診察が複数回ありますので、来院の間隔は診察時にご相談ください。
Q. 妊娠中・授乳中でも受けられますか?
妊娠中の手術は受け付けておりません。 授乳中の方は手術可能ですが、術後数日は授乳を止めていただく可能性があります。
費用とリスク・副作用について
本施術は自由診療であり、公的医療保険の適用対象外です。本ページに記載の料金はすべて税込です。施術内容により、麻酔代や術後セットなどの費用が別途必要となる場合があります。費用の詳細は診察のうえお見積りとしてご提示します。
リスク・副作用=痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、しびれ(下唇・あご周囲の感覚が鈍くなること)、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差。効果や経過の感じ方には個人差があります。
この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。