顔のもたつき、原因は「脂肪」それとも「皮膚」?
正しい見極め方と解決策を医師が解説
どうも、こんにちは。Altera Clinic(アルテラクリニック)の宮本東和です。
最近、お顔のラインがぼやけてきた、昔よりフェイスラインがシュッとしていない……そんな風に感じることはありませんか? カウンセリングの際にも「このもたつきは脂肪が多いからですか? それとも皮膚がたるんでいるからですか?」というご質問を非常に多くいただきます。
実は、この「原因の見極め」こそが、理想の小顔・フェイスラインを手に入れるための最も重要な第一歩なのです。
1. 私たちはどうやって原因を判断しているのか
皆様から「脂肪が多い気がする」とご相談をいただいた際、私たちは実際に触診(触って確認)することで、皮下脂肪の厚みや皮膚の厚さ、弾力を判断しています。
より精密に検査する場合は、エコー(超音波)検査や顔のCT撮影を行い、画像や数値で脂肪と皮膚の状態を客観的に評価することもあります。長年の経験があるドクターであれば、触診と視診でその方の原因を瞬時に見抜くことができます。
2. 「皮膚のたるみ」が原因の場合:パンツのゴム理論
皮膚のたるみを理解するのに一番分かりやすいのが、「パンツのゴム」の例えです。
新品のパンツのゴムはしっかり伸び縮みしますが、古くなって一度伸び切ってしまったゴムは、もう元には戻りませんよね。人間の皮膚もこれと同じです。コラーゲンが減少し、弾力性を失って一度伸びてしまった皮膚は、自力で元に戻る力を失っています。
この状態の方に対して、いくら脂肪だけを取り除いても、伸びた皮膚が余計に余ってしまい、たるみが改善されることはありません。
3. 「脂肪」が原因の場合:皮膚を引き上げても解決しない?
一方で、皮膚にはハリがあるけれど、単純に脂肪の量が多くてお顔が大きく見えているケースもあります。
この場合、無理に糸などで皮膚を引き上げようとしても、重い脂肪が一緒に動くだけで、お顔がさらに大きく見えてしまったり、もたつきが解消しなかったりします。このケースでは、まず余分な脂肪を減らすアプローチが優先されます。
4. 最も多い「脂肪+皮膚」の両方が原因のケース
実際には、脂肪も多く、皮膚もたるんでいるという「混合タイプ」の方が非常に多いです。 お相撲さんのお腹をイメージしてみてください。
- 脂肪だけ減らした場合: お腹は小さくなりますが、皮膚がデヨデヨに余ってしまいます。
- 皮膚だけ引き上げた場合: 中身(脂肪)が重すぎて、スッキリした印象にはなりません。
お顔も同様です。脂肪が多い方は、まず「脂肪を取り除く」処置を行い、その上で余った皮膚を「引き上げる」治療を組み合わせることで、初めてフェイスラインが整い、スッキリとした小顔が完成します。
結論:自己判断せず「正しい診断」から始めましょう
「もたつき」という一言で表せても、その中身は人によって千差万別です。脂肪が原因なのか、皮膚なのか、あるいは両方なのか。この判断を間違えてしまうと、せっかく治療を受けても「思ったような効果が出なかった」という結果になりかねません。
当院では、豊富な経験に基づき、あなたのもたつきの正体を正確に見極め、最適な治療プランをご提案します。まずは一度、あなたのフェイスラインのお悩みを聞かせてください。
FAQ
Q1. 顔のもたつきは脂肪が原因ですか、皮膚が原因ですか?
A. 触診やエコー検査などで脂肪の厚みと皮膚の弾力を確認し、原因を見極めます。脂肪・皮膚・両方の混合タイプなど、原因は人によって異なります。
Q2. 皮膚のたるみだけが原因の場合、脂肪吸引で改善しますか?
A. いいえ、皮膚自体の弾力が失われている場合は、脂肪を取り除くだけではたるみが改善せず、皮膚を引き上げる治療が必要になります。
Q3. 脂肪が原因の場合、糸リフトだけで解決しますか?
A. 脂肪が多い場合に皮膚だけを引き上げると、重い脂肪が一緒に動いてしまい、効果が出にくいことがあります。まず脂肪を減らす処置が優先されます。
Q4. 脂肪と皮膚、両方が原因の場合はどう治療しますか?
A. まず脂肪を取り除き、その上で余った皮膚を引き上げる治療を組み合わせることで、フェイスラインを整えていきます。
Q5. 自分のもたつきの原因はどうすればわかりますか?
A. 自己判断は難しいため、カウンセリングでの触診や検査による正確な診断をおすすめします。
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この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。福岡TAクリニック院長4年を経て、現在はアルテラクリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。
リスク・副作用について
顔の脂肪吸引:腫れ、内出血、痛み、むくみ、赤み、つっぱり感、しびれ、知覚の変化、硬さ、拘縮、左右差、凹凸、傷跡、色素沈着、血腫、感染、血清腫、皮膚のたるみ、仕上がりの個人差などが生じる場合があります。まれに追加処置や修正施術が必要となることがあります。
糸リフト:腫れ、むくみ、内出血、痛み、赤み、つっぱり感、圧痛、左右差、皮膚の凹凸、ひきつれ、くぼみ、傷跡、色素沈着、感覚の鈍さ、しびれ、拘縮、糸の触知・露出、感染、血腫、漿液腫などが生じる可能性があります。まれに、神経損傷、顔面神経麻痺、血管損傷、皮膚障害、糸の抜去が必要となる感染や異物反応、麻酔によるアレルギー反応などが起こる場合があります。仕上がりや効果には個人差があり、左右差や皮膚のたるみが残る可能性があります。
※当院の施術はすべて自由診療であり、公的医療保険の適用対象外です。