おでこと眉間のしわが気になる方へ ボトックスで消えるしわと消えないしわ
こんにちは。アルテラクリニックの宮本東和です。今日は「おでこや眉間のしわが気になるけれど、ボトックスを打てば消えるのか」というご相談についてお話ししていきます。
福岡市の天神や大名エリアでカウンセリングをしていると、写真に写った自分のおでこの横じわが気になった、眉間のしわのせいで怒っているように見えると言われた、といったきっかけでご相談に来られる方がとても多いです。
ここで大事なのは、しわには「ボトックスがよく効くしわ」と「ボトックスだけでは薄くなりにくいしわ」があるということです。今日は形成外科専門医の視点で、その見分け方と、打ちすぎで後悔しないための考え方をお話ししていきますね。
しわには動いたときに出るものと、止まっていても残るものがあります
表情を動かしたときだけ出るしわ
眉を上げたときにおでこに横じわが出る、眉をひそめたときに眉間に縦じわが寄る。このように、表情筋が動いたときにだけ現れるしわを表情じわと呼びます。皮膚そのものはまだ傷んでおらず、筋肉の動きによって一時的に折りたたまれている状態です。
このタイプは筋肉の動きを抑えることで目立ちにくくできるため、ボトックスが最も得意とする領域になります。
無表情でも残っている刻まれたしわ
同じ場所に長年しわが寄り続けると、折り目の部分の皮膚が薄くなり、表情を止めていても線が残るようになります。これがいわゆる刻まれたしわです。
ここまで進んだしわは、筋肉の動きを止めても線そのものは残るため、ボトックスだけでは物足りなさを感じることがあります。鏡の前で完全に無表情にして、それでも線が見えるかどうかを確認してみてください。
この一点を確認するだけで、必要な治療の方向性がかなり絞れます。
まぶたのたるみが関わっているしわ
おでこの横じわで見落とされやすいのがこちらです。上まぶたが重い方や、まぶたを持ち上げる筋肉の力が弱くなっている方は、無意識に眉を上げて視野を確保しようとします。その結果としておでこに横じわが刻まれていくのです。
この場合、しわは結果であって原因ではありません。原因の側を見ずにおでこの筋肉だけを止めてしまうと、まぶたがさらに重く感じられることがあります。
ボトックスで対応できる範囲と限界
ボトックスは、筋肉に信号を伝える神経の働きを一時的に抑えることで、表情による皮膚の折れ曲がりを弱める治療です。注射のみで終わりますので、施術時間の目安は15分ほどで、多くの方が当日から通常どおり過ごしていただけます。
効果は数日から二週間ほどかけて徐々に現れ、およそ三か月から半年ほどで少しずつ戻っていくというのが一般的な経過です。効き方や持続には個人差があり、筋肉が発達している方ほど戻りが早く感じられることもあります。
限界としては、すでに刻まれてしまった線を消すための治療ではないという点が挙げられます。ただし、しわが浅いうちからボトックスで折り目の習慣を減らしていくと、深く刻まれるまでの進行をゆるやかにできるという考え方はできます。予防的に早めに始める方が多いのはこのためです。
刻まれたしわに対して考える治療
ヒアルロン酸注入
皮膚の内側から溝を持ち上げることで、線を浅く見せる方法です。眉間の深い縦じわや、おでこのくぼみを伴うしわで検討します。ただし眉間は血管の走行の関係で慎重さが求められる部位ですので、注入する層と量、製剤の選択は慎重に判断する必要があります。
当院では合わないと感じられた場合に溶解で調整するご相談にも対応しています。
脂肪注入
おでこ全体のボリュームが減ってしわが目立っている場合には、ご自身の脂肪を注入して面として整える方法もあります。定着した分は長く保たれますが、注入した脂肪がすべて残るわけではなく、腫れが落ち着くまでの期間も長めです。
皮膚のたるみが主な原因のとき
上まぶたの皮膚のたるみが強く、眉を上げる癖が固定してしまっている方は、注入だけでは根本的な解決になりません。眉下切開や、まぶたの開きを改善する手術を検討したほうが、結果的におでこのしわも落ち着くことがあります。どこに原因があるかによって、選ぶべき治療がまったく変わってくるということです。
おでこのボトックスで後悔しやすいポイント
量を入れすぎてまぶたが重くなる
しわをしっかり消したいという気持ちから広範囲に強く効かせると、眉を持ち上げる力まで落ちてしまい、まぶたが重い、目が開けにくいと感じることがあります。特にもともとまぶたが重い方や、眉を上げる癖で視野を保っている方は注意が必要です。
効果は時間とともに戻りますが、その期間を不安に過ごすことになりますので、最初は控えめに入れて、効果を確認してから追加の要否を診察で判断するという進め方を検討します。
眉の位置や表情が不自然になる
左右で筋肉の使い方には差がありますので、同じ量を左右対称に入れても、仕上がりが対称になるとは限りません。眉尻だけが上がる、片側だけ動きが残るといったことも起こり得ます。もともとの表情の癖を見たうえで、入れる位置と量を細かく調整することが大切です。
眉間だけ止めて全体のバランスが崩れる
眉間の縦じわだけを止めると、そのぶんおでこの筋肉を使いやすくなり、横じわが以前より気になるという方もいらっしゃいます。眉間、おでこ、目尻はつながって動いていますので、顔全体の動き方を見て設計していく必要があります。
アルテラクリニックのご相談について
当院ではカウンセラーを置かず、形成外科専門医である僕自身がカウンセリングから施術、術後のアフターフォローまで一貫して担当しています。
1人あたり1時間のカウンセリング枠を設けていますので、鏡の前で実際に眉を上げていただいたり、無表情のときの線の残り方を一緒に確認したりしながら、そのしわが筋肉によるものなのか、刻まれた線なのか、まぶたのたるみが関わっているのかを整理してご説明しています。
注入で十分な方には手術をおすすめしませんし、注入だけでは満足しづらいと判断した場合はその理由も率直にお伝えします。手術が怖い、麻酔が苦手という方には快眠麻酔もご用意しています。
スタッフは看護師のみで構成し、完全予約制でご案内しておりますので、待合で長くお待たせすることもありません。当院は福岡市中央区大名にあり、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分ですので、お仕事帰りやお出かけのついでにもお立ち寄りいただけます。
よくある質問
Q. おでこのしわはボトックスだけで消えますか
表情を動かしたときにだけ出るしわであれば、目立ちにくくなる方が多いです。一方で、無表情のときにも線が残っている場合は、ボトックスだけでは物足りなく感じられることがあり、注入やたるみへの対応を組み合わせて考えていきます。まずはどちらのタイプかを確認するところから始めます。
Q. 効果はどれくらいで出て、どれくらい続きますか
数日から二週間ほどかけて徐々に効いてきて、おおよそ三か月から半年ほどで少しずつ元に戻っていくのが一般的です。効き方や持続期間には個人差があり、筋肉の使い方やお一人ずつの体質によっても変わります。
Q. 打つのをやめたら、しわが以前より深くなりますか
やめたことで急に悪化するというものではありません。効果が切れれば元の筋肉の動きに戻り、しわの出方も元の状態に近づいていくとお考えください。継続するかどうかは、気になる度合いとご予定に合わせて決めていただいて構いません。
Q. まぶたが重いのですが、おでこに打っても大丈夫ですか
その状態の方は、眉を上げる力でまぶたを補っていることがありますので、慎重な判断が必要です。診察でまぶたの開き具合を確認したうえで、量を控えめにする、位置を調整する、あるいはまぶた側の治療を先に考えるといったご提案をしています。無理に打たないという選択をお伝えすることもあります。
Q. 妊娠中や授乳中でも受けられますか
妊娠中および授乳中の方への注射は行っておりません。妊娠を計画されている方も、時期についてカウンセリングでご相談ください。
ご相談・ご予約はこちらから
おでこや眉間のしわは、原因が筋肉なのか、刻まれた線なのか、まぶたのたるみなのかで打つ手が変わります。ご自身で見分けるのが難しい部分ですので、まずは一度、鏡の前で一緒に確認させてください。ここが気になる、という一言だけで大丈夫です。
当院は福岡市中央区大名、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分の場所にあります。お電話、ご予約フォーム、LINEからご相談いただけます。
- お電話でのお問い合わせ:050-3154-1117
- 営業時間:9:00-18:00(お休みは不定休です。診療日は予約カレンダーをご確認ください)
- 住所:福岡市中央区大名1-3-8 VORT福岡大名3階(天神、赤坂駅から徒歩約7分)
- ご予約フォームはこちら
- LINEでのご相談はこちら
しわは急に消したくなるものですが、焦って強く効かせるほど不自然さや不安につながりやすい部分でもあります。無理のない量から、一緒に整えていきましょう。それでは、今日はこのあたりで。ご相談、お待ちしております。
リスク・副作用について
ボツリヌストキシン製剤:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、仕上がりに対するイメージの差
ヒアルロン酸(アラガン製)0.1cc〜:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、仕上がりに対するイメージの差
脂肪注入(おでこ・こめかみ):痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
眉下切開:術後に腫れや内出血、赤み、痛み、熱感などが生じる場合があります。個人差はありますが、数日〜数週間ほどむくみや違和感が続くことがあります。
眼瞼下垂:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
ヒアルロン酸溶解:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、仕上がりに対するイメージの差
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、効果や経過には個人差があります。
※当院の施術はすべて自由診療であり、公的医療保険の適用対象外です。
この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年勤務を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。