鼻の穴が目立つ方へ 正面から見える原因と整形でどこまで変えられるのか
こんにちは。アルテラクリニックの宮本東和です。今日は、鼻の穴の見え方についてお話ししていきます。福岡市の天神や大名でのカウンセリングでも、写真を撮られたときに正面から鼻の穴が見えていて気になる、というご相談は少なくありません。
ただ、この悩みは少し厄介なところがあります。ご本人が原因だと思っている場所と、実際に見え方を作っている場所が食い違っていることが、非常に多いんです。
鼻の穴を小さくしたい、というご希望で来られた方の多くが、診察してみると穴の大きさ自体はごく標準的だった、ということも起こります。今日はそこを整理していきます。
正面から鼻の穴が見えるとき、鼻で起きていること
見え方を決めているのは、穴そのものではありません
診察では、鼻の穴が目立つという訴えを、五つの要素に分けて確認しています。鼻先が上を向いているか、鼻の穴のふちである鼻孔縁が上に引き上がっていないか、小鼻が外側に張り出していないか、鼻の穴と穴の間にある鼻柱が下がりすぎていないか、後退していないか、そして鼻先そのものの高さが足りているか。この五つです。
そして実際には、どれか一つだけが原因ということはあまりありません。たいていは二つか三つが重なって、正面から見たときの見え方を作っています。ですので、一つの手術で全部片づくとお約束できるケースは、そう多くないというのが正直なところです。
穴が大きいのではなく、正面を向いているだけのことがある
鼻の穴は本来、下を向いています。それが上向きになるほど、正面から見えている面積が増えます。つまり、穴のサイズが変わっていなくても、向きが変われば大きく見えるということです。逆に言えば、向きを整えるだけで見え方が変わる方もいらっしゃいます。
鏡で気になっている状態が、大きさの問題なのか向きの問題なのかは、正面だけを見ていても判断できません。斜め、横、そして少し上から見た角度を合わせて確認して、初めて分かります。
原因別に、どこまで変えられるのか
鼻先が上を向いているタイプ
いわゆる上向きの鼻で、正面からも横からも穴が見えやすくなります。この場合は、鼻先の向きそのものを下方向へ変える必要があります。軟骨を使って鼻先の位置を作り直す方法が中心になりますが、皮膚の伸びる余地や、もともとの軟骨の強さによって、下げられる範囲には個人差があります。
どこまで下げるかは、横顔の全体のバランスで決めます。正面の穴の見え方だけを基準に下げすぎると、今度は横顔が不自然に長く見えることがあります。
鼻孔縁が上に引き上がっているタイプ
鼻先の向きは問題ないのに、穴のふちだけが上に上がっていて、そこから穴の内側が見えている状態です。鼻孔縁の後退と呼びます。この場合、鼻先を下げても小鼻を縮めても、見えている部分は残ります。上がってしまったふちを下方向へ延ばす処置を検討します。
このタイプは、ご自身では見分けにくい代表格です。小鼻縮小を受けたのに正面から穴が見えたままだ、というご相談の背景には、この見落としが隠れていることが少なくありません。
小鼻が外側に張り出しているタイプ
小鼻の横幅が広く、正面から見たときに穴の外側の輪郭が目立つ状態です。ここは小鼻縮小の対象になります。ただし小鼻縮小は、横幅を狭くしたり、外側への張り出しを抑えたりする手術であって、穴の上下方向の見え方を大きく変えるものではありません。ここを取り違えると、期待した変化と結果がずれます。
鼻柱が下がっているタイプ
左右の穴の間にある柱の部分が下に垂れていると、横から見たときに穴のラインが目立ちます。逆に鼻柱が引っ込んでいると、正面から穴が見えやすくなることもあります。下がっている場合は少し引き上げ、引っ込んでいる場合は前へ出す。どちらの方向に動かすかで、必要な処置は変わります。
鼻先が低く、丸みが強いタイプ
鼻先に高さがないと、その下にある穴が相対的に目立ちます。この場合は穴を触るのではなく、鼻先の形を整えることで見え方が落ち着くことがあります。鼻先の丸みや高さについては、当院の鼻尖形成の施術ページでも触れていますので、あわせてご覧ください。
鼻の穴の治療で起きやすい失敗
小鼻縮小だけで解決しようとする
こうしたケースがあります。小鼻縮小は分かりやすく、費用も比較的抑えられる手術なので、入口として選ばれやすい。
ですが先ほどお伝えしたとおり、正面から穴の内側が見えている原因が鼻孔縁の後退や鼻先の向きにある場合、小鼻を縮めても悩みの中心には届きません。しかも小鼻縮小は皮膚を切除する手術ですので、元に戻すことはできません。
鼻先を下げれば全部解決すると考える
逆のパターンもあります。鼻先を下げる手術は変化が大きいぶん、これさえ受ければという期待が集まりやすい。ただ、小鼻の張り出しが強い方は、鼻先を下げても正面の印象はあまり変わらないことがあります。
注入で対応しようとする
鼻筋にヒアルロン酸を入れて高さを出すことはできますが、鼻の穴の向きやふちの位置を注入で変えることは基本的にできません。鼻先に無理に注入を重ねると、皮膚の血流に負担がかかる部位でもあります。ここは手術で扱うべき領域だと考えています。
正面の写真一枚で術式を決めてしまう
気になっているのが正面の見え方であっても、判断材料は正面だけでは足りません。斜め、横、下から見上げた角度、そして笑ったときの動き。これらを合わせて見ないと、原因の内訳は決められません。
アルテラクリニックでの考え方
当院ではカウンセラーを置かず、形成外科専門医である僕自身が、カウンセリングから執刀、術後のフォローまで一貫して担当しています。
鼻の穴の見え方のように、原因が複数に分かれていて、どれが主役かを触って確かめる必要がある悩みでは、診察した人間がそのまま手術を行うことの意味は小さくありません。軟骨の硬さや皮膚の厚みは、写真では分からないからです。
カウンセリングは一人あたり一時間の枠を設けています。鼻の穴が気になります、という言葉だけを持ってきていただければ十分です。五つの要素のうちどれが主役なのか、一度の手術で対応できるのか、それとも段階を分けたほうがよいのか。
できることと、できないことを分けてご説明します。今の状態であれば手術の必要はない、と判断した場合は、その通りにお伝えします。他院で受けられた鼻の手術に関するご相談も承っています。
当院は福岡市中央区大名にあり、天神駅や赤坂駅から歩いていただける場所です。福岡市内にお勤めの方であれば、仕事帰りにも寄っていただきやすい立地です。
よくある質問
Q. 鼻の穴の大きさそのものを小さくすることはできますか
穴の周囲の組織を扱うことで、見えている面積を小さくすることはできます。ただし、穴は呼吸の通り道でもありますので、閉じる方向に狭めることには限界があります。狭くしすぎると鼻づまりの原因になりますし、左右差も出やすくなります。見え方を整えることと、穴を小さくすることは別の話だとお考えください。
Q. 小鼻縮小を受ければ、正面から穴が見えなくなりますか
小鼻の張り出しが原因であれば、正面の印象は変わります。一方で、鼻先が上を向いている場合や鼻孔縁が後退している場合は、小鼻を縮めても見えている部分はそのまま残ります。どこが原因なのかを先に確かめることが、この手術で後悔しないための前提になります。
Q. 鼻孔縁を下げる手術では、どこを切るのでしょうか。傷は目立ちませんか
鼻の穴の内側の縁に沿って切開し、必要に応じてご自身の軟骨などを移植して、ふちを下方向へ延ばします。傷は穴のふちのラインに沿う位置になりますので、正面からは見えにくい場所です。ただし、傷の赤みや硬さがしばらく残ることはありますし、体質によって傷の落ち着き方には差があります。
Q. ダウンタイムはどれくらい見ておけばよいですか
術式によって差があります。小鼻縮小のように皮膚の切除が中心の場合と、軟骨を移植して鼻先や鼻孔縁の形を作り直す場合とでは、腫れの引き方も固定の有無も変わります。
目安としては、抜糸までの期間と、人前に出て気にならない程度まで落ち着く期間を分けて考えていただくと計画が立てやすいです。具体的な日数は術式が決まった段階でお伝えします。鼻の施術別のダウンタイムは、各施術ページでもご案内しています。
Q. 他院で鼻の手術を受けたことがありますが、追加で治療できますか
可能な場合が多いですが、前回どこにどのような操作が入っているかによって、選べる方法が変わります。プロテーゼが入っているのか、軟骨を移植しているのか、皮膚を切除しているのか。手術記録や同意書が残っていればお持ちください。分からない場合でも、診察と触診である程度は確認できます。
ご相談・ご予約はこちらから
鼻の穴が目立つという悩みは、原因を取り違えたまま手術に進んでしまうと、変化が出ないだけでなく、戻せない状態が残ることがあります。逆に、どこが見え方を作っているのかさえはっきりすれば、必要な手術は思ったより小さくて済むこともあります。
まずは原因の内訳を確かめるところから、一緒に整理していきましょう。当院は福岡市中央区大名、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分の場所にあります。お電話、ご予約フォーム、LINEからご相談いただけます。
- お電話でのお問い合わせ:050-3154-1117
- 営業時間:9:00-18:00(お休みは不定休です。診療日は予約カレンダーをご確認ください)
- 住所:福岡市中央区大名1-3-8 VORT福岡大名3階(天神、赤坂駅から徒歩約7分)
- ご予約フォームはこちら
- LINEでのご相談はこちら
鼻の穴のどこが気になっているのか、うまく言葉にできなくて構いません。それでは、今日はこのあたりで。ご相談、お待ちしております。
リスク・副作用について
鼻中隔延長:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
鼻孔縁下降:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
鼻翼縮小:腫れ(約2〜4週間)、内出血(約2〜3週間)、痛み・圧痛・違和感、むくみ・拘縮、左右差が生じる可能性、鼻閉感・鼻先の違和感、小鼻の傷跡が赤く目立つ時期がある、一時的なしびれ・知覚鈍麻、糸のひきつれ感・違和感、感染・血腫・創部離開、後戻り・追加施術が必要となる可能性
鼻柱下降:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
鼻尖形成:腫れ、内出血、痛み、左右差、感染、軟骨の変形、傷跡・肥厚性瘢痕、後戻り、仕上がりに対するイメージの差
ヒアルロン酸(アラガン製)0.1cc〜:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、仕上がりに対するイメージの差
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、効果や見え方の変化には個人差があります。
※当院の施術はすべて自由診療であり、公的医療保険の適用対象外です。
この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年勤務を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。