二重あごが気になる方へ 痩せても消えない原因はどこにあるのか
こんにちは。アルテラクリニックの宮本東和です。今日は「体重は落としたのに、あご下のもたつきだけが残っている」というご相談についてお話ししていきます。
福岡市の天神や大名でカウンセリングをしていると、他人が撮った横顔の写真を見て初めて気づいた、というお声を本当によくいただきます。二重あごは原因がひとつではないところが厄介です。
形成外科専門医の視点から、あご下で何が起きているのかを切り分けてお話ししていきますね。
痩せても二重あごが消えないことがある理由
体重を落とせばあご下もすっきりする、と考えている方は多いです。実際、全身に脂肪が増えてあご下にも厚みが出ている方なら、減量で横顔が変わることはあります。
ただ、太っていないのに二重あごがある方、以前より体重は軽いのに横顔だけ変わらないという方が一定数いらっしゃいます。あご下のもたつきを作っているものが脂肪だけではないからです。
皮膚や支持組織のゆるみ、下あごの骨格、首とあごの境目のでき方も輪郭に関わっています。原因が脂肪以外にある場合、減量を続けても手応えは出にくくなります。頑張っているのに変わらないなら、狙っている場所が違っている可能性があります。
あご下のもたつきを作っている四つの要素
診察では次の四つのうちどれがどれくらい効いているかを見ていきます。ひとつだけということは少なく、たいていは複数が重なっています。
あご下の脂肪
皮膚のすぐ下にある浅い層と、筋肉の下にある深い層があります。指でつまめるのは浅い層だけで、深い層は鏡で見ても判断がつきません。同じ厚みに見えても、どちらが主体かで対応が変わります。
皮膚と支持組織のゆるみ
皮膚の弾力が落ち、あご下から首にかけての支えがゆるむと、脂肪が多くなくても垂れてきます。急な減量のあとに、かえってあご下がもたついて見えるようになった方は、この要素が大きいことがあります。
下あごの大きさと位置
ここが見落とされやすいところです。下あごが小さい、後ろに下がっている方は、あご先から首までの距離が短くなり、脂肪が標準的な量でも二重あごに見えます。この場合、脂肪をいくら減らしても輪郭の印象は残りやすくなります。
首とあごの境目のでき方
あごの下には舌骨という骨があり、位置が低めの方は首との境界がぼんやりしやすい傾向があります。首の前面にある薄い筋肉の張り方でも見え方は変わります。手術で大きく作り変えられる部分ではないため、どこまでを目標にするかを決めるうえで大切な情報です。
ご自身で確かめられる、おおまかな見分け方
正確な判断には診察が必要ですが、来院前に見当をつけることはできます。
あご下を軽くつまんで、はっきり厚みがつまめるようなら浅い層の脂肪が関わっています。つまめないのに横から見るともたついている場合は、深い層の脂肪か骨格の要素を考えます。
上を向くともたつきが消え、正面に戻すと戻ってくるようなら、皮膚と支持組織のゆるみが大きいタイプです。
横顔で下あごの先端が下唇よりも前に出ていない場合は、骨格の要素を評価したほうがよい方です。口を閉じたときにあご先へ小さなしわが寄る方も、下あごが控えめな傾向があります。
いずれも目安ですが、これだけでもご相談の入口が変わります。
原因別に考える治療の選び方
脂肪が主体のとき
あご下の脂肪吸引が選択肢になります。取れば取るほどよいというものではなく、取りすぎると皮膚が余って別の悩みに変わりますので、皮膚の戻り具合を見ながら量を決めます。注射で脂肪を減らす方法もありますが、変化の大きさと必要な回数の考え方が異なります。
たるみが主体のとき
皮膚がゆるんでいる方に吸引だけを行うと、内容が減った分だけ皮膚が余り、かえって垂れて見えることがあります。糸による引き上げや、程度によっては切開して余った皮膚を扱う方法を検討します。どこまで糸で対応できるかは皮膚の厚みや弾力で変わりますので、実際に触って判断します。
骨格が主体のとき
あご先の形を整えるとフェイスラインの角度がつき、あご下の印象が変わることがあります。注入で対応する方法と、プロテーゼや骨切りで対応する方法があり、必要な変化量とどれくらい維持したいかで選び分けます。かみ合わせに関わるほどの後退がある場合は、歯科や口腔外科と連携したほうがよい場面もあります。
複数が重なっているとき
複数の要素が重なっている場合もあります。優先順位をつけて、一度にどこまで行うかを相談していきます。全部やれば一番よくなるとは限らず、どこが一番効いているかを見極めて手をつけるほうが、納得のいく形になりやすいです。
遠回りになりやすい三つの考え方
一つ目は、脂肪を取れば細くなるはずだという前提です。皮膚がついてこない状態で脂肪だけ減らすと、輪郭の印象が期待どおりにならないことがあります。
二つ目は、たるみに対して吸引だけで押し切ろうとすることです。原因に手を打っていないため、しばらくして同じ悩みに戻りやすくなります。
三つ目は、骨格の評価を飛ばしてしまうことです。あご下の脂肪が少ないのに二重あごに見えている方が、脂肪の治療を重ねても手応えを得られない、というのはよくある行き違いです。
いずれも、診察で切り分けておけば避けられる遠回りです。何を受けるかを決める前に、今のご自身がどのタイプなのかを知るところから始めてみてください。
アルテラクリニックでの二重あごのご相談
当院ではカウンセラーを置かず、形成外科専門医である僕自身がカウンセリングから施術、アフターフォローまで一貫して担当しています。
1人あたり1時間のカウンセリング枠を設けていますので、実際にあご下を触らせていただき、脂肪の層、皮膚のゆるみ、下あごの位置、首との境目を確認したうえでご提案します。今は手術をせず様子を見たほうがよいと判断すれば、そうお伝えします。
他院で受けられた施術のご相談にも対応しています。麻酔が苦手という方には快眠麻酔もご用意しています。スタッフは看護師のみ、完全予約制です。当院は福岡市中央区大名にあり、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分です。
よくある質問
Q. 太っていないのに二重あごがあるのはなぜですか
体格と二重あごは必ずしも一致しません。下あごが小さめ、後ろに下がっている方は、あご先から首までの距離が短く、脂肪が標準的でももたついて見えます。首とあごの境目のでき方も影響します。体重より、横顔の骨格と皮膚の状態を見たほうが原因にたどり着きやすいです。
Q. マッサージや表情のトレーニングで二重あごは改善しますか
むくみが強い日の見え方が一時的に変わることはありますが、脂肪の量や皮膚のゆるみ、骨格そのものが変わるわけではありません。強くこする、引っ張るといった方法は皮膚に負担をかけることもあります。長く続けても変化がないようでしたら、一度原因を確認されることをおすすめします。
Q. あご下の脂肪吸引をすれば、必ずすっきりしますか
変化の出方には個人差があり、必ずとは申し上げられません。脂肪が主体の方は手応えが出やすい一方、皮膚のゆるみや骨格の要素が大きい方では、吸引だけでは期待した輪郭にならないことがあります。だからこそ、どの要素が効いているのかを先に切り分ける必要があります。
Q. ダウンタイムはどれくらい見ておけばよいですか
受ける施術によって異なります。注入や糸による方法は比較的軽く済むことが多く、あご下の脂肪吸引では腫れや内出血に加え、しばらく皮膚が硬く感じられる時期があります。あご下は圧迫が必要になるうえ隠しにくい部位ですので、ご予定と合わせて時期を決めるのが現実的です。
Q. 何を準備して相談に行けばよいですか
特別な準備は必要ありません。強いて挙げるなら、他の方に撮ってもらった斜めや横からの写真があると話が早いです。気になり始めた時期、体重の増減の経緯、これまでに試したことを教えていただければ、それだけで絞り込みができます。受けると決めていなくて構いません。
ご相談・ご予約はこちらから
二重あごは、脂肪、たるみ、骨格、首との境目が重なってできています。どれが主役かで、取るべき手はまったく変わります。
減量を続けても横顔が変わらない、写真に写る角度を避けるようになった、という状態が続いているなら、一度切り分けてみる価値はあると思います。手術を受けると決めてからでなくて構いません。横顔が気になっているのですが、という一言だけで大丈夫です。
当院は福岡市中央区大名、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分の場所にあります。お電話、ご予約フォーム、LINEからご相談いただけます。
- お電話でのお問い合わせ:050-3154-1117
- 営業時間:9:00-18:00(お休みは不定休です。診療日は予約カレンダーをご確認ください)
- 住所:福岡市中央区大名1-3-8 VORT福岡大名3階(天神、赤坂駅から徒歩約7分)
- ご予約フォームはこちら
- LINEでのご相談はこちら
今の横顔がどのタイプなのかを知るところから、一緒に考えていきましょう。それでは、今日はこのあたりで。ご相談、お待ちしております。
リスク・副作用について
脂肪吸引 顔(頬・顎下):腫れ、内出血、痛み、むくみ、赤み、つっぱり感、しびれ、知覚の変化、硬さ、拘縮、左右差、凹凸、傷跡、色素沈着、血腫、感染、血清腫、皮膚のたるみ、仕上がりの個人差などが生じる場合があります。まれに追加処置や修正施術が必要となることがあります。
糸リフト:腫れ、むくみ、内出血、痛み、赤み、つっぱり感、圧痛、左右差、皮膚の凹凸、ひきつれ、くぼみ、傷跡、色素沈着、感覚の鈍さ、しびれ、拘縮、糸の触知・露出、感染、血腫、漿液腫などが生じる可能性があります。
ヒアルロン酸(アラガン製)0.1cc〜:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、仕上がりに対するイメージの差
顎プロテーゼ:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
オトガイ形成:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
ネックリフト:腫れ、内出血、痛み、首・あご下の突っ張り感、一時的な感覚の鈍さなどが生じる場合があります。抜糸まで約7〜10日、大きな腫れは2週間ほど、傷跡や硬さが馴染む完成までは3〜6ヶ月が目安です。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、効果や経過には個人差があります。
※当院の施術はすべて自由診療であり、公的医療保険の適用対象外です。
この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年勤務を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。