アイプチで皮膚が伸びた気がする方へ 二重整形に切り替えるタイミングの考え方
こんにちは。アルテラクリニックの宮本東和です。今日は「アイプチを長く使ってきたけれど、まぶたの皮膚が伸びてしまった気がする」というご相談についてお話ししていきます。
福岡市の天神や大名でカウンセリングをしていると、高校生の頃から続けていて今さらやめられない、夕方になるとラインが消える、かぶれて赤くなるのを繰り返している、といったお声を本当によくいただきます。
今日は形成外科専門医の視点から、まぶたに実際に何が起きているのか、そしてどのタイミングで手術を考えるとよいのかを整理してお話ししていきますね。
アイプチでまぶたに起きていること
アイプチやアイテープは、皮膚同士を接着したり、テープの力で折り込んだりして二重の線を作る道具です。仕組みとしては、本来くっついていない皮膚を外側から無理に固定していることになります。
使用する時間にかかわらず皮膚に負担がかかる場合があり、毎日、長時間、しかも剥がすときに引っ張るという動作が何年も積み重なると、まぶたの薄い皮膚には少しずつ負担がかかります。
まぶたの皮膚は体の中でもっとも薄い部類に入り、こすれや牽引の影響を受けやすい場所です。皮膚が伸びた気がするという感覚は、思い過ごしではないことも多いです。
皮膚が伸びたと感じるとき、実際に起きている三つのこと
診察していると、同じ悩みでも中身が違うことがよくあります。大きく分けると次の三つです。
上まぶたの皮膚がゆるんでかぶさっている
牽引と摩擦が続くことで、皮膚そのものにゆるみが出ている状態です。二重の線が消えやすい、まつ毛に皮膚が乗ってくる、目を開けたときに幅が安定しないといった形で現れます。若い方でも起こり得ます。
かぶれと色素沈着が重なっている
接着剤や粘着テープによる刺激が続くと、赤み、かゆみ、皮むけが出て、繰り返すうちに茶色っぽい色素沈着として残ることがあります。皮膚が伸びたというより、厚ぼったく硬く見えているケースです。まずは炎症を落ち着かせることが先になります。
もともとまぶたの開きが弱かった
これは見落とされやすいところです。まぶたを持ち上げる力が弱いと、眠そうに見えたり、二重の線が食い込みにくかったりします。アイプチで無理に線を作っていたけれど、根本の原因は皮膚ではなく開きの弱さだった、という方は少なくありません。この場合、皮膚の問題として扱っても納得のいく結果になりにくいです。
どれに当てはまるかで、次に取る手が変わります。まずここを切り分けることが出発点だとお考えください。
二重整形に切り替えるタイミングの目安
いつ手術を考えるべきかに決まった答えはありませんが、ご相談をおすすめしやすい状況はあります。
毎朝の所要時間と仕上がりが安定しなくなってきた
以前は数分でできていたのに、うまくいかない日が増えてきた、左右がそろわない日があるという場合、まぶたの状態が以前と変わってきているサインのことがあります。
夕方や湿気の多い日にラインが消える
接着で保っている二重は、皮膚のゆるみが進むほど維持しにくくなります。取れることを気にして一日を過ごすストレスは、思っている以上に負担になっているものです。
かぶれを繰り返している
炎症を繰り返すと色素沈着が定着しやすくなります。皮膚の状態が悪いまま手術をしても、腫れや傷の落ち着き方に影響することがありますので、皮膚が荒れている段階でこそ一度ご相談いただきたいところです。
埋没法で足りる方と、切開が必要になりやすい方
アイプチをやめて手術に切り替える場合、多くの方がまず考えるのが埋没法です。切らずに糸でとめる方法で、腫れが引くのも比較的早く、合わなければ抜糸という選択肢も残ります。皮膚のゆるみが軽く、まぶたの開きも保たれている方であれば、埋没法で対応できることが多いです。
一方で、皮膚のかぶさりがはっきりしている方、まぶたに厚みがある方、ラインが食い込みにくい方は、糸だけでは希望の線が保ちにくいことがあります。この場合は全切開や、皮膚を控えめに切除する方法を検討します。
まぶたの開きが弱いことが主因であれば、開きに対する処置を組み合わせないと、幅だけ広げて眠そうな印象が残ることもあります。
当院では、アイプチで作っている幅をそのまま再現するのが正解とは限らないとお伝えしています。接着で無理に作っていた幅は、実際の骨格やまぶたの厚みに対して広すぎることがあり、その幅で固定すると不自然に見えたり、開けにくくなったりします。
今の幅を基準にするのではなく、まぶたの条件から無理のない幅を一緒に決めていくほうが、自然な仕上がりを目指せます。
手術前にアイプチをやめておく期間について
デザインを決める日と手術当日は、まぶたが本来の状態であることが望ましいです。使用を控える期間は、皮膚の状態や使用状況を伺ってご案内します。
長く使ってこられた方ほど、やめた直後はまぶたが腫れぼったく見えて驚かれますが、それが今のまぶたの実際の状態です。そこを起点に設計したほうが、仕上がりの予測が立てやすくなります。
どうしても仕事や学校の都合で直前まで使いたいという方もいらっしゃいます。その場合は無理にやめてくださいとは申しませんので、正直にお話しください。使用状況を踏まえたうえで診ていきます。
後悔しないために気をつけたいこと
一つ目は、幅を広くすればアイプチをやめられるという考え方です。幅の広さと安定性は別の話で、条件に合わない幅は取れやすさや違和感につながります。
二つ目は、皮膚のゆるみを放置したまま線だけ作ろうとすることです。原因に対して手を打っていないので、しばらくして同じ悩みに戻りやすくなります。
三つ目は、まぶたの開きの評価を飛ばしてしまうことです。開きが弱いまま二重だけ作ると、思ったより目が大きく見えない、疲れて見えるという結果になりやすいです。
いずれも、診察の段階で切り分けておけば避けられる遠回りです。手術を受けるかどうかを決める前に、今のまぶたがどの状態なのかを知るところから始めていただければと思います。
アルテラクリニックの二重治療について
当院ではカウンセラーを置かず、形成外科専門医である僕自身がカウンセリングから施術、術後のアフターフォローまで一貫して担当しています。
1人あたり1時間のカウンセリング枠を設けていますので、実際にまぶたを触らせていただき、皮膚のゆるみなのか、厚みなのか、開きの弱さなのかを確認したうえでご提案します。
今は手術をせず、皮膚の炎症を落ち着かせることを優先したほうがよいと判断すれば、そうお伝えします。他院で受けられた二重整形のご相談にも対応しています。麻酔が苦手という方には快眠麻酔もご用意しています。スタッフは看護師のみ、完全予約制です。
当院は福岡市中央区大名にあり、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分です。
よくある質問
Q. アイプチを使い続けると、必ずまぶたの皮膚は伸びますか
必ずそうなると決まっているわけではありません。使用する時間、頻度、剥がすときの力の入れ方、皮膚の強さによって差が出ます。ただ、長時間の使用と強い牽引が続くほど負担がかかりやすいのは確かです。気になり始めた段階で一度確認しておくと、対処の選択肢が広がります。
Q. 今アイプチで作っている幅で、そのまま埋没法にできますか
できる方もいらっしゃいますが、そうとは限りません。接着で作っている幅は、まぶたの厚みや目の開きに対して広めになっていることがよくあります。診察では、その幅で固定したときに自然に開けられるか、線が食い込みすぎないかを確認したうえでご相談します。
Q. かぶれや色素沈着は、手術をすれば消えますか
手術で消えるものではありません。色素沈着は使用をやめて刺激が減ることで、時間をかけて薄くなっていくことが多いですが、変化には個人差があり、完全に元通りになるとは限りません。まずは刺激を減らし、皮膚の状態を落ち着かせることが先になります。
Q. 埋没法の後、しばらくしてまたアイプチが必要になることはありますか
糸のとまり方がゆるんだり、ラインが浅くなったりした場合に、そう感じられることはあります。ただ、そこで再びアイプチを使うと、まぶたに同じ負担がかかります。線が不安定になってきたと感じたら、自己流で足すのではなく、状態を診せていただくほうが安全です。
Q. 学生でも相談できますか
ご相談は可能です。ただし、未成年の方が施術を受けられる場合は保護者の同意が必要です。進学や就職の予定に合わせて時期を考えたいというご相談も歓迎しますので、まずは今のまぶたの状態を確認するところからで構いません。
ご相談・ご予約はこちらから
アイプチで皮膚が伸びた気がするという感覚は、皮膚のゆるみ、かぶれ、まぶたの開きの弱さのどれかが背景にあることが多く、それによって次の一手が変わります。
毎朝の作業に時間を取られている、取れないか気にして一日を過ごしている、という状態が続いているなら、一度整理してみる価値はあると思います。手術を受けると決めてからでなくて構いません。アイプチをやめたいのですが、という一言だけで大丈夫です。
当院は福岡市中央区大名、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分の場所にあります。お電話、ご予約フォーム、LINEからご相談いただけます。
- お電話でのお問い合わせ:050-3154-1117
- 営業時間:9:00-18:00(お休みは不定休です。診療日は予約カレンダーをご確認ください)
- 住所:福岡市中央区大名1-3-8 VORT福岡大名3階(天神、赤坂駅から徒歩約7分)
- ご予約フォームはこちら
- LINEでのご相談はこちら
今のまぶたを確認するところから、一緒に考えていきましょう。それでは、今日はこのあたりで。ご相談、お待ちしております。
リスク・副作用について
二重埋没:腫れ(数日〜1週間程度)、内出血(1〜2週間程度)、痛み・違和感、左右差が生じる可能性、二重幅の変化、ラインが薄くなる・取れる可能性、感染、糸が露出する可能性、ごくまれに再施術が必要となる場合があります
全切開二重:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
眼瞼下垂:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、効果や経過には個人差があります。
※当院の施術はすべて自由診療であり、公的医療保険の適用対象外です。
この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年勤務を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。