フェイスリフトの傷跡が心配な方へ 傷はどこに入り、どこまで目立たなくなるのか
こんにちは。アルテラクリニックの宮本東和です。今日は「フェイスリフトに興味はあるけれど、傷跡が残るのが怖くて踏み出せない」というご相談についてお話ししていきます。
福岡市の天神や大名エリアでカウンセリングをしていると、たるみそのものよりも、切ったあとに何が残るのかを心配して何年も迷ってこられた、という方によくお会いします。
今日は形成外科専門医の視点で、傷がどこに入るのか、どういう経過をたどるのか、そしてどういうときに目立ちやすくなるのかを、順番に整理してお話ししていきますね。
フェイスリフトの傷跡が心配になる理由
フェイスリフト(切開リフト)は、皮膚を切開して余りを取り除き、深い層ごと引き上げて縫い合わせる手術です。糸や注入より引き上げる力が強く変化が長く続きやすい一方、切った線が消えてなくなるわけではありません。ここが不安の出発点になっています。
ただ、心配されている内容と実際に起こることには、少しずれがあることが多いです。傷が顔の真ん中に線として走るわけではありませんし、時間の経過とともに色も高さも変わっていきます。まずは、傷が実際にどこへ入るのかを知っていただくのが早いと思います。
傷はどこに入るのか
こめかみから耳の前
頬のたるみを引き上げるために、こめかみの生え際から耳の前にかけて切開線を置きます。耳の前は耳介の縁の折り返しに沿わせたり軟骨の内側に隠したりと、顔の平坦な面を避けて設計します。もともと影になりやすく、正面から線として認識されにくい部位です。
耳たぶの下から耳の後ろ
首やフェイスラインまで引き上げる場合は、耳たぶの下を回って耳の後ろへ切開線を延長します。耳の裏は自分でも鏡で見えにくく、髪を下ろせば覆われることがほとんどです。
生え際の中
引き上げる量が多い場合は、こめかみや耳の後ろの生え際の中まで切開線を延ばすことがあります。髪に隠れる位置ですが、切り方によっては生え際が上がったり髪が薄くなったりするため、髪の量や生え際の形を見ながら設計を変えます。
傷跡が落ち着くまでの経過
手術直後から1週間
腫れと内出血がもっとも強い時期です。耳のまわりが張ったように感じたり、頬や首に青紫色が出たりします。まだ傷を評価する段階ではありません。抜糸は状態を見ながら行いますので、来院の予定を空けておいてください。
2週間から1か月
腫れが引いて輪郭の変化がわかるようになります。傷は赤みを帯び、少し硬く盛り上がったように感じられることがあります。心配になりやすい時期ですが、まだ通過点です。
1か月から3か月
赤みや硬さがみられることがあります。触ると硬さがあり、ひきつれる感覚が出ることもあります。この段階の見た目で仕上がりを判断すると、必要以上に不安になってしまいます。
3か月から半年
赤みが徐々に落ち着き、色が周囲の皮膚に近づいてきます。硬さもやわらぎ、耳のまわりの違和感が減ってくる方が多い時期です。
半年から1年以降
傷は白っぽく、平らに近づいていきます。線としては残りますが、髪を下ろした状態や日常の距離では気づかれにくくなっていくのが一般的な経過です。傷跡の評価は半年から1年かけて行うものとお考えください。落ち着き方には個人差があります。
傷跡が目立ちやすくなる要因
皮膚を強く引っ張りすぎた場合
皮膚だけを強く引いて縫うと傷に持続的な緊張がかかり、幅の広い傷跡になりやすくなります。耳たぶの形が変わる、口元が横に引っ張られて見えるといった変化にもつながります。皮膚ではなく、その下の層をどう扱うかで結果が決まる手術です。
縫合と傷の設計
同じ場所を切っても、層ごとに緊張を分散させて縫うのか、皮膚の縁を丁寧に合わせるのかで傷の落ち着き方は変わります。傷跡を扱うことは形成外科の基本的な仕事の一つで、僕自身、傷跡修正のご相談も日常的にお受けしています。
術後の紫外線と摩擦
傷が赤い時期に強い紫外線を浴びると、色素が沈着して残りやすくなります。マスクのゴムやメガネのつるが当たり続ける、髪を強く結んで引っ張るといった刺激もよくありません。
体質による差
傷が盛り上がりやすい体質の方は経過に注意が必要です。以前の傷の治り方を伺うことである程度の見通しを立てられますので、カウンセリングで教えていただけると助かります。
傷跡を目立たせないためにできること
テープや軟膏を指示された期間続ける
傷にかかる張力を減らし、乾燥や摩擦から守ることが、傷跡の落ち着き方に影響します。見た目が落ち着いたからと自己判断でやめてしまう方がいらっしゃいますが、続けていただきたい時期があります。
日焼け対策を半年は続ける
赤みのある時期の紫外線対策は、色素沈着を防ぐうえで意味があります。髪で隠れる位置とはいえ風で分けられる場面もありますので、日焼け止めや帽子を活用してください。
経過の途中で判断を急がない
赤みや硬さの時期に追加の処置を急ぐと、かえって回り道になることがあります。気になったときは触って確かめるのが確実ですので、まずはご相談ください。経過に応じて対応できることもあります。
髪型と予定を逆算しておく
耳のまわりに傷があるため、術後しばらくは髪を結ばずに過ごせるほうが安心です。大切なご予定がある方は、そこから逆算して時期を決めていきましょう。
アルテラクリニックのご相談について
当院ではカウンセラーを置かず、形成外科専門医である僕自身がカウンセリングから手術、術後のアフターフォローまで一貫して担当しています。
1人あたり1時間のカウンセリング枠を設けていますので、実際に触らせていただきながら、たるみの原因が皮膚なのか、深い層のゆるみなのか、それとも脂肪の量なのかを整理してご説明しています。
そのうえで、切る必要があるのか、糸や注入で足りるのかを率直にお伝えします。今はまだ切開の段階ではないと判断すれば、そのようにお話ししますので、方針を決める目的だけでお越しいただいて構いません。
手術が怖い、麻酔が苦手という方には快眠麻酔もご用意しています。スタッフは看護師のみで構成し、完全予約制でご案内していますので、待合で長くお待たせすることもありません。
当院は福岡市中央区大名にあり、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分ですので、お仕事帰りやお出かけのついでにもお立ち寄りいただけます。
よくある質問
Q. フェイスリフトの傷跡は完全に消えますか
切開した線が完全になくなることはありません。ただし耳のまわりの折り返しや髪の中に沿わせて設計しますので、時間の経過とともに色が落ち着き、日常の距離では気づかれにくくなっていくことが多いです。期間や見え方には個人差があります。
Q. 髪をまとめる髪型でも傷跡は隠れますか
髪を上げると耳の前後が見えるため、赤みが残る時期はわかりやすくなります。傷が落ち着いてくれば目立ちにくくなっていきますが、普段の髪型は設計に関わる大事な情報です。カウンセリングのときに教えていただければ、その前提で切開線を検討します。
Q. 仕事にはどれくらいで復帰できますか
腫れや内出血の出方には個人差がありますが、人と接するお仕事の場合は2週間ほど余裕を見ておくと落ち着いて過ごせます。ご予定から逆算して時期を決めますので、繁忙期があればお聞かせください。
Q. 傷跡が盛り上がりやすい体質でも受けられますか
過去の傷が厚く残った経験がある方は、経過に配慮が必要です。以前の傷の治り方を伺い、実際に確認させていただいたうえで、術後のケアの方針も含めてご提案しています。状態によっては別の方法をおすすめする場合もあります。
Q. 他院で受けたフェイスリフトの傷跡でも相談できますか
はい、他院で手術を受けられた方のご相談も承っています。経過の途中で落ち着く見込みがあるのか、傷跡への対応を検討したほうがよい状態なのかによって考え方が変わりますので、触診で確認したうえで見立てをお伝えしています。
ご相談・ご予約はこちらから
フェイスリフトは、どれだけ引き上げるかよりも、どこを切ってどう縫うかで印象が決まる手術です。傷跡が心配な方には、傷の入る場所を鏡の前で確認しながらご説明します。決断の前に情報を集める段階でのご相談で構いません。
たるみが気になる、という一言だけで大丈夫です。当院は福岡市中央区大名、天神駅・赤坂駅から徒歩約7分の場所にあります。お電話、ご予約フォーム、LINEからご相談いただけます。
- お電話でのお問い合わせ:050-3154-1117
- 営業時間:9:00-18:00(お休みは不定休です。診療日は予約カレンダーをご確認ください)
- 住所:福岡市中央区大名1-3-8 VORT福岡大名3階(天神、赤坂駅から徒歩約7分)
- ご予約フォームはこちら
- LINEでのご相談はこちら
傷跡の不安は、隠すのではなく、あらかじめ知っておくことでかなり小さくできます。今のたるみに何が必要かを整理するところから、一緒に考えていきましょう。それでは、今日はこのあたりで。ご相談、お待ちしております。
リスク・副作用について
フェイスリフト(切開リフト):痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
ネックリフト:腫れ、内出血、痛み、首・あご下の突っ張り感、一時的な感覚の鈍さなどが生じる場合があります。抜糸まで約7〜10日、大きな腫れは2週間ほど、傷跡や硬さが馴染む完成までは3〜6ヶ月が目安です。
傷跡修正:痛み、内出血、感染、左右差、腫れ、むくみ、違和感、血腫、赤み、傷跡が残る可能性、仕上がりに対するイメージの差
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、効果や経過には個人差があります。
※当院の施術はすべて自由診療であり、公的医療保険の適用対象外です。
この記事を書いた人

アルテラクリニック
院長 宮本東和
昭和大学医学部卒業後、昭和大学附属病院形成外科をはじめ、関連病院などで形成外科医として研鑽を積む。外傷や皮膚腫瘍、再建外科など幅広い診療に携わり、その後美容外科へ。元福岡TAクリニック院長4年勤務を経て、現在は美容外科クリニック院長として患者様一人ひとりの悩みに寄り添った丁寧な診療を行っている。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS・JSAPS)所属。形成外科専門医。